透明人間の作品情報・感想・評価

上映館(176館)

「透明人間」に投稿された感想・評価

「アップグレード」を見たばっかの所、たて続けにリー・ワネル監督作品鑑賞してきました〜🤟

予告で予想はしてたけど音で急にびっくりさせる系でした!
結構前の席で見てたからめっちゃうるさい笑

そして思ってたよりずっとホラー!!
主人公のセシリアの状況。恐ろしい😨
透明人間に付きまとわれ周りも誰も信じてくれない中、早く誰か第三者目撃してあげてくれ〜って気持ちで見てました笑笑

ラストも中々!
これからリー・ワネル監督の作品もチェックしていこ☑︎
y子

y子の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

世間の目に見えない圧力に苦しむ女性(she)がその圧力に打ち勝つ映画にみえた。

ただ、なんと呼ぶのか、彼女は今度は加圧者、になるのかな、とか。

最初は気づいてもらう行動、それから支配するための行動、ゴールはあの家に戻すこと。すごく分かりやすくてよくできていた。

ビビりすぎて、後ろに気配を感じないように、できるだけスクリーンが小さく見えるように一番後ろに座った結果、なんかすごく客観的に観られてビクッとしたけど怖くなかった。
熱烈におすすめされたので鑑賞。
いやーおもしろかった。おすすめされなかったら、なんやかんやで映画館で鑑賞しなかったかもしれないけど、これは映画館で観るとより面白いやつだ。久しぶり?むしろ初めてかな?びっくりしすぎて、2回くらい座席の上で数センチ跳ねた。心臓に悪し(笑)

透明人間っていう、もはや狼男とかフランケンシュタインみたいなアイコニックな「モンスター」としての認識が強い題材をどうシリアスに、そして現代的に描くのかな〜と思ってたけど、透明人間の設定にしろ、ストーリー展開にしろ、本当に描き方が上手いので、すごくリアルだし、怖い。ハリウッドのホラー映画って、大体最終的には悪魔(じりじりとした超常現象でびびり倒すけど、悪魔が正体を表した瞬間にややスッとしてしまう)だけど、これに関しては、やっぱ人間が一番怖いのよ…っていう感じなので、キリスト教的な世界観で育ってない私にもなんだか身近に感じられて怖い。

セシリア役のエリザベスモスの疲弊しまくって狂気じみてきちゃう演技がうま過ぎるのもあって、こっちは彼女視点で見てるはずなんだけど、え?彼女が本当にイカれちまったパターン?いやそんなわけないか?え?どっち??裏の裏?それともシンプルに裏か?とかなり中盤(究極的には最後の最後)まで真相が掴めないようになってるのがすごい。
…という感じで頭を悩ませながら、びっくりしながら観るのが楽しいやつなので、あとはネタバレに書く。


以下ネタバレ















2回跳ねたところは、ゼウスの餌皿(始まった瞬間からこちらも息を止めさせられるような緊張感で引き込まれた)とペンキです。めちゃくちゃびっくりした〜

透明人間「スーツ」もかなり説得力ある感じで現代化されててよくできてたな…ぱっと見たときはミステリオを思い出したけど、これ実際に米軍とかで開発が進められてるんですね…近いうちに実現するとか…怖や…
セシリアが「見られていること」をものすごく怖がって、ラップトップのカメラを塗りつぶしてたシーンが短いけどあったことで、そういう恐怖心から、彼女が想像でこの大量にカメラが付いているような見た目のスーツの存在を作り上げてしまったのかなとかも思ってしまった。あとエイドリアンには「そう思わせる力がある」って兄ちゃんも言ってたし。ますますそうなのかと思ってしまった。いやー作りがうまいな〜

透明人間に一番なって欲しくない男No.1の Mr.コントロールフリークが透明になる技術開発してまうという悲劇でありましたな…

あとちょっと気になったのが、シドニーがセシリアに殴られたっていうシーン。あそこ2人そんなに近い距離にいなかったし、よく眠れてない疲れ切った女性がそんな目にもとまらぬパワフルパンチ繰り出せるわけないやろ(笑)シドニー!冷静に考えて!ってなったのだった。
スリラーとして割り切った良作。主人公が追い詰められていく過程がよく出来てる。大作ではないし大スターが出演してるわけでもないが2時間ハラハラできる良作
謎に映される何も映らない空間

何もないとこに向かって吠える犬と同じ恐怖でした

冒頭と終盤がめちゃくちゃ展開早くてウケた

もっと復讐シーンがあると思ってました
別に短くても良いんだけど、もっと欲しかった
恐怖は、隣にいる。


隠蓑(かくれみの)という言葉をご存知でしょうか?
調べると、その意味は「着ると身を隠すことができるという想像上の蓑。鬼や天狗の宝物とされることが多い。転じて、実体を隠すための表向きのもの」とあります。
つまり姿を隠すと同時に、自分の本性を悟られないための偽りも全て隠蓑だということ。
本作は稀代のクリエイターが仕掛けた「たった独りで邪悪な隠蓑に挑む女性の物語」です。


冒頭、主人公であるセシリアは夫のエイドリアンと共にしているベッドからそっと抜け出し、静かに荷物を整え、抜き足差し足で自宅を出てゆきます。
どういった状況なのかの説明はなく、その異様な緊張感がただならぬ事態なのだということを容易に想像させるオープニング。
ふとしたことから車のアラームが鳴ってしまい、驚いたセシリアは一目散に庭を駆け、高い塀を登り、深夜の森を何かに追われるように突っきるのでした。
一体、彼女に何が起こっているのか?
並の映画なら、この冒頭のシークエンスがクライマックスとして通用するでしょう。
それほど引きこまれます。
まるで自分が家から脱出しようとしているかの様にセシリアの一挙一動に同調してしまうからこそ、飼い犬のエサ皿ひとつで飛び上がるほど驚かされるのです。
本当に恥ずかしいぐらいビクッッ!!となりましたよ(汗)

こんな普通じゃない傑作を演出したのは、昨年のマグナムランキングで見事一位の座に輝いた「アップグレード」も手掛けたリー・ワネル。
ご存知、「SAW」シリーズの生みの親ですね。
俳優や脚本家、そして監督と、映画界で多岐にわたって活躍中のリー・ワネルが、ユニバーサルスタジオの古き良きクラシックモンスターをリブートする企画に参戦というニュースは、結果的に最高の朗報となりました。
本来ならトム・クルーズが主演した「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を皮切りに、スター俳優を主役に配したダーク・ユニバースが続々と製作される予定でしたが残念ながら頓挫。
「透明人間」もジョニー・デップ主演でラインナップされていましたがそれを白紙に戻し、当初はダーク・ユニバースの統括者として白羽の矢がたっていたリー・ワネルがユニバース構造を解体、一本の単独作品として、まずは本作を製作したわけですね。
「ザ・マミー」は相当数の予算をかけたでしょうに興行は失敗、スター俳優も過剰な特撮もナシという本作は僅か700万ドルの予算で最大限の効果を発揮。
それでいて興収も合格点とくれば、もう今後のユニバーサルモンスターの命運はリー・ワネル(とジェイソン・ブラム)が握っているといって過言ではないでしょう。


さて、何とか無事にエイドリアンから離れることが出来たセシリアでしたが、ここからが本番。
お互いをよく知る者同士の戦いが勃発します。
妻を失ったからかエイドリアンが自殺したとニュースで知ったセシリアは、天才科学者であり、暴力的なソシオパスであり、更に人の心を支配する能力に長けたエイドリアンが自殺などするはずがないと確信。
「彼が死ぬはずがない」と周囲に訴えますが真剣に取り合ってもらえません。
そうこうしているうちに(セシリアの主張通りに生きていた)エイドリアンのハードコアなストーキング行為はとどまることをしらず、前半のセシリアは殆どサンドバック状態(汗)
ノックアウト寸前にまで追い詰められてしまいます。
何故なら、エイドリアンが「透明人間」となって嫌がらせをしてきたからです!
理解者も仕事も何もかも失い、ついには自由さえ奪われ、人生の全てを失くしかけるセシリア。
相手は存在しないことになっている男であり、実際に誰の目にも見えません。
セシリアだけは気配を感じますが、当然、他の誰もがセシリアの精神異常を疑います。
元々、セシリアはエイドリアンのせいで強迫観念に駆られていたので、その伏線も非常に効果を発揮。
何かアクシデントがあれば、理解者であったはずの妹や友人でさえ簡単に掌を返してしまうのです。
それがセシリアを打ちのめし、孤独に追い込んでゆきます。

しかしエリザベス・モスという女優さんは、前半の弱々しさと同じぐらい巧みに、後半の強靭なセシリアを魅せてくれます。
精神病棟に入れられたセシリアは、エイドリアンの行動を先読みして反撃のチャンスを窺うのです。
ここでの「雨」という要素が思ったほど影響を与えないのは残念でしたが、怒涛の展開で身の潔白をはらすクライマックスはスケール感こそ小さいものの、異常な緊迫感は申し分なし!
ただリー・ワネル作品にしては意外と使い古された決着のつけ方だなと、この時点では思っていました。
けれども、本当の決着はその先にちゃんと用意されていました。
透明人間に追い込まれたセシリアが選んだ復讐の方法。
「アップグレード」もそうでしたけれど、こちらが予想した決着の先に、「人が陥りそうな罠」を仕込んでおく脚本には本当にハッとさせられます。
そういう感覚を抱かせるのがリー・ワネルは達者ですね。

「透明人間」というキャラクターを現代に蘇らせるにあたって、従来の薬品などを使った「化学」ではなく、「科学」をネタに使っているのも不思議と新鮮。
これは別に映画で使われるアイデアとしてはどちらかというとカビの生えたものなのですが、純粋なホラーやスリラーで使われるとなると感覚的に新しく思えるのですから不思議です。
物語にしても、姿の見えない狂人にストーキングされるなんて、(透明人間モノに限らず)それこそ幾つも前例があります。
ケヴィン・ベーコンが透明になれた途端にエロくなって元カノを困らせる「インビジブル」とそんなに変わりません。
それでも、元から頭のおかしい天才がサイエンスパワーで透明なってストーキングする話をこれだけテンションが持続する傑作に仕上げるとは、リー・ワネルこそ天才なのではないでしょうか!

リー・ワネルの出世作となった「SAW」も、言うなれば「透明人間」のお話でした。
人をさらっては拷問し、生と死を考えさせる迷惑千万な殺人鬼ジグソウ。
彼もまた、そこにいるはずなのに姿が見えないのです。
別に科学や化学の力を借りなくても、人は透明になれます。
要は認知されなければ良いのですから。
優れたミステリーの犯人は、もれなく「透明人間」といっても差し支えないでしょう。
登場しているのに、犯人として認知されませんからね。

木の葉を隠すなら森の中、というのも要は擬態であり、それもまた目的の木の葉は透明なのと同義だと思います。
頭の良い殺人鬼が隠れるなら、あえて人の群れに隠れるでしょう。
匿名性の高いインターネットもアバターやアイコンだけでは本当の姿は分かりません。
そうとらえると実は、この世界は「透明人間」で溢れかえっているのです。
本作でエイドリアンが使う技術も、ほんの少しハイパースペックなだけで、基本は現在すでに存在する技術であり、もはや魔法ではありません(優れた科学技術は魔法と同じ、と言う有名な言葉もありますね)。
そういった意味で、「透明人間」は身近な脅威なのかもしれません。
夫婦間の問題という極めてミニマムな事例を(これだけ先進的なモノを扱っているのに政府などの介入が無い)扱っているのも、感情移入がしやすいというメリットの他に、「他人事ではないんだ」と観る者に自分のことに置き換えて考えて欲しいからなのでは?
「アップグレード」がAI時代への警鐘なら、本作は「人が不可視になること」への警鐘なのかもしれませんね。

何にしろ、リー・ワネルの手腕は見事。
何も無い部屋の片隅を映すだけで、これだけ不穏にさせられるのですから。
この先もこのクオリティを維持されたら、そりゃ観ないという選択肢はありません。
次は「狼男」か?いう噂もありますが、どんな題材でもきっとまた新しい切り口で魅せてくれるだろうと期待します!
個人的には、「13日の金曜日」や「ハロウィン」等の直球のスラッシャーホラーをリー・ワネルが手掛けたらどんな風に料理されるのか?
とても興味がありますけれど。


そこにいるのか、いないのか?
絶えず続く言い知れない緊張感に、空間がうねるが如く脳を揺らされる音楽。
特に女性にとっては重たく響く恐怖も味わえる傑作スリラー、間違いなくオススメです!
出来れば音響の良い劇場案件だと思いますよ〜!


劇場(TOHOシネマズ海老名)にて
土間埋

土間埋の感想・評価

3.4
アリ・アスターの孫影響なんだろうけど、建物の撮り方が溝口っぽかった。

デカい音出しながらクローズアップ続けるのは演出として内面的すぎるかも。
 透明人間モノというと、お金を盗んだり覗き見をしたり、兎に角下世話な作品が多かった。それだけ人々の間に透明人間願望があるということなのだろう。そしてその反面で透明人間になってしまったら社会から認知されない不幸を描く側面もあった。そう言えば昭和に一斉を風靡した女性デュオのピンク・レディーに「透明人間」という歌があった。
 透明人間という言葉には人それぞれのバイアスがあると思うから、邦題の「透明人間」は、もしかしたら損をしているかもしれない。原題の「The Invisible Man」の直訳で「見えない男」にするか「姿のないストーカー」くらいでもよかった気がする。

 本作品はこれまでの透明人間モノとは一線を画していて、ホラー、それもかなり怖い部類のホラー映画に仕上がっていると思う。そして主人公セシリア役のエリザベス・モスがとんでもなく上手な演技で孤立無援の恐怖感を共有させてくれる。本当に観ていてかなり怖かった。
 窮鼠猫を噛むの諺の通り、どんなに弱くて力の差があっても、生き延びるためには大人しくやられっぱなしではいられない。序盤を観て一方的な展開かと思いきや、実はそうではない。セシリアは暴力にひしゃげてペシャンコになるような弱い人間ではなかったのだ。物語を通じて変わっていくセシリアが一番恐ろしいと言っても過言ではない。主演女優賞クラスの演技だった。

 ストーリーは面白いし、思い切りがいい。容赦ないと言っていいシーンがいくつかある。次にどうなるのかを頭の中でいくつか候補を考えながら観ていたが、予想を裏切られるシーンが多かった。ツッコミどころはいくつかあるけれども、見えないためのメカニズムや、見えない男の不気味な振る舞いなど、いくつかのアイデアは素晴らしい。いろいろな面で新しい作品だと思う。
 サイコスリラーというジャンルで宣伝されているが、凡百のホラー映画よりもよほど怖い作品なので、ホラー映画の傑作と位置づけたい。
junn

junnの感想・評価

4.0
透明人間映画2.0なアプローチ。
前半、視線の動きやカメラワークによる不穏さ演出が素晴らしい。
ラストへ向けて物語の選択肢が一つ一つ減っていく流れが好き。
YURI

YURIの感想・評価

4.0
こりゃ予告もネタバレしすぎなくてちょうど良いし!
本編もいい具合にハラハラドキドキさせてもらいましたよ!
ほんまに、見えないって怖い。
ペンキかなんかぶっかけたときは叫びそうになったw

最後ちゃんとスッキリする感じで終わるからそこもおすすめポイント!!
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