ドキュメンタリーとイマジネーションを絶妙に融合させた独特の映像表現に目を見張るマルチェッロのデビュー作は、詩情と哀愁にあふれる現代のおとぎ話。貧しい羊飼いのトンマーゾは、ナポリ郊外の荒廃した宮殿を護っていたが急死してしまう。子牛をかわいがっていた彼の遺志を受け継ぐために愚かな道化師が召喚され、子牛と一緒に北に向かう。その旅で見えてきたのは、人間と自然の関係や今のイタリアだった。ロカルノ国際映画祭コンペティション部門出品作品。
腎臓の病に冒され、死を間近にしたブンミは、妻の妹ジェンをタイ東北部の自分の農園に呼び寄せる。そこに19年 前に亡くなった妻が現れ、数年前に行方不明になった息子も姿を変えて現れる。やがて、ブ…
>>続きを読む時は 1950 年代。 かつては安息の地と呼ばれ、息を呑むような美しさを 誇った栗の森に囲まれた、イタリアとユーロスラビアの国境地帯にある小さな村。 第二次世界大戦終結後、長引く政情不安か…
>>続きを読む80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲…
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