まるで韓国映画のような乾いた空気感と鬱々とした展開。
前半のある事件のあとに再登場する“あの子”を目撃した瞬間、いろいろと覚悟を決めなければならなかった。
「えらいもん見てしまった」「こういう映画だ…
前半は、傑作の雰囲気満載でかなり期待していました。
後半の重大要素が娘の件なのが、傑作になり得なかった最大の要因のような気がします。
あの要素を選択したのならば、何故そうなったのかもう一度登場すべし…
何気ない日常は実は淵の上でちょっと押すだけで
落っこちてしまう
その淵からあっという間に落ちてしまう中盤以降の
張り詰める緊張感はこの映画にだけある感覚
浅野忠信のサイコパスでも怪物でもない存在も
…
「気やすく言うなよ。死ぬ気もないのに。」
ありふれた家族の前に突如現れた男。この男のせいで、少しずつ暮らしが壊れていく話。
浅野忠信さんの狂気。一見小ぎれいで背筋もワイシャツもピンとのびて好印象?…
(C)2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS