@ シネ・ヌーヴォ 67
森崎特集も中盤に差し掛かり特徴もわかってきた気がするけど、今作はとりわけオープニングの秀逸さが際立っていたように思う。犬をポイッと投げてうわぁと思わせた次のカットひとつで…
すごいギラギラしていた。
勢いやスピード感だけじゃなく、ハッとするほど美しくキマッているカットがいっぱいあった。
かっこいい。
ゴルゴ13のような濃い顔の渡哲也、「ザ・昭和の刑事」のような芦田伸介…
退屈で途中で再生を止めたままのオリジナルバージョンの記憶が誰も取り上げない今作の70年時代の色彩と佐藤勝のジャズによって上書きされた。体制側の犬を描く森崎東が主役とは相性が悪いままだったのでは?と思…
>>続きを読む沖縄対本土の対立の構図が最後まで崩れなかった。後味は良くない。黒澤版では追う者も、追われる者も復員兵という共通因子があったが。
渡哲也も汗だくの汚れ役だが、怖い表情の割に
は頼りない。
新宿歌舞伎町…
この前に観た小沢啓一の驚くべき「絵」の、韜晦·迂回的なヤクザ否定映画、の『無頼』後続の1本目もそうだが、綺麗なプリント+プロジェクターの威力を思い知る。これまで『野良犬』といえば、面白みがそう…
>>続きを読む黒澤明の「野良犬」のリメイクだけど全然違う仕上がりだそうで。
沖縄問題を扱っている。
森崎東は沖縄、広島、岩国の反基地闘争、ペコロスの高齢者介護など日本のあまり見たくない部分を撮っていて思うことがあ…