プロポジション -血の誓約-の作品情報・感想・評価・動画配信

「プロポジション -血の誓約-」に投稿された感想・評価

オーストラリアを舞台とした西部劇作品。
悪童として知られている三人兄弟の長男と彼を捕まえたい警察官の話。主人公は三人兄弟の次男坊で、彼は愛する三男との身柄を引き換えに長男を殺害すると警察と取引をする。
大量のハエと一枚岩の後ろで輝く夕日。豪州が舞台とあって、アメリカの西部劇とは環境が異なっていた。様々なタイプの先住民も登場してきて興味深かった。物語としては警察官にもかなり焦点を置いていた。
アメリカ西部劇かと思ったら開拓時代のオーストラリアを舞台にした映画だった。

先住民と開拓者の血の争いのさなか悪党のバーンズ3兄弟の次男と三男が捕まってしまい、ある取引を持ちかけられる。

兄弟の信頼・絆が試されそうな状況、長男と次男、次男と三男の絆がどうなるか。しかもそれぞれの仲はびみょーに温度差あり。兄弟愛が試されるね。

キャストがなかなかいい。鬼気迫る熱演、俳優陣の眼力などとってもいい。

音楽がとても印象的。脚本・音楽を担当してるのはニック・ケイヴ。監督はニックのPVも撮っているという人らしい。
犬

犬の感想・評価

3.5
ムチ打ち

19世紀、開拓時代のオーストラリア
先住民アボリジニと開拓移民が血で血を洗う争いを繰り広げる最中、悪名高いバーンズ兄弟の次男チャーリーと三男マイクが警官に捕らえられる
そこで、チャーリーは警官から「マイクの死刑を免れたいなら、長兄アーサーの首を引き渡せ」と迫られる
チャーリーは葛藤しながらも現在は疎遠になっているアーサーを捜す旅に出るが……



男兄弟と警官
それぞれのドラマが見応えあり

若干グロいかな

雰囲気が良かったです

景色キレイ
終わり方も素敵でした

俳優陣の演技が光る
レイ・ウィンストンは印象的
エミリー・ワトソンも好きです
sun

sunの感想・評価

3.9
2019.14
時代はオーストラリアの開拓最中。
DVDには当時のアボリジニと移民の関係についても触れてあり、作品の理解を深めるのに良かった。
ニック・ケイヴの脚本、更に音楽もという事で映画を観ているというより、1ショット、1ショットが詩的、情緒感漂う風景を目の当たりにしている錯覚に陥った。
ただただ、傍観者の一人として風景に溶け込んでいった感じがした。
マカロニウエスタンと思い込んで観始めたんだけど、思ってたのとだいぶ違くて事故った。
継

継の感想・評価

4.5
ディジュリドゥの重低音が唸る
先住民が追いやられた内陸の奥地.
流浪の賞金稼ぎジョン・ハートが
“猿からだとよ” と嘲笑(あざわら)う「種の起源」の如く
適応出来ない者を容赦なく淘汰する
血に染まり赤茶けた大地, オーストラリア.

19世紀末, ユニオンジャックが翻る警察署
英国人の誇りを胸に街を変えようとする警部スタンリー
捕らえたアイルランド移民チャーリー(ガイ・ピアース)に
兄アーサーと弟の命を天秤にかけさせる.

監督(ヒルコート), 主演(ピアース), 脚本&音楽(ケイブ).
主要なポジションをオーストラリア人で固め
アボリジニ・コミュニティの許可及び協力を得て
彼等の居住エリアでも撮影を敢行した
「白豪主義」黎明期の祖国, 負の歴史.

何も無い砂漠の真ん中に 塀を囲い建てた家.
薔薇の庭園, アフタヌーンティーの習慣, 日傘にドレス...
警部の妻マーサが頑なに守る大英帝国の生活様式は
蝿にたかられ 砂埃にまみれ 踏みにじられる.

アーサーの, 己の本能のまま非道の限りを尽くす無慈悲さと,
“時計仕掛けのオレンジ” アレックスの如き風貌のサミュエルが併せ持つ二面性, すなわちスコットランド古歌 “peggy gordon” を独唱する穢(けが)れの無さと, 平然と人を蹂躙する残虐性が, 強烈な印象を残す.
役者が全員カッコいい!!ガイピアースとレイウィンストンがめちゃめちゃかっこいい!ヒューストンもカッコいい!善玉も悪玉もみんなかっけぇ!こんな映画ない!
ニックケイブの脚本も音楽もめちゃくちゃ渋い!
TICTACz

TICTACzの感想・評価

-
かなりのバイオレンス。ガルピリルの役所の立ち位置がイマイチ腑に落ちない。
コブラ

コブラの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

贖罪西部劇の亜種。
なにしろメリケンでも、ましてや西部でもないわけだし。
(オージー開拓時代だと)

変わったバランス。
登場人物のうち誰の視点で観りゃいいんだ?という感じで鑑賞者を安心させない作劇。

ガイピアース串刺しやらマチェーテで首チョンパやらエグ味も申し分ないし、
観てるだけで不快指数の増すオージーの熱気に湿度、そしてハエ!

意識してなかったんだけどジョンヒルコートの監督作結構観てるな。
80点満点で70点ぐらいの作品を作る人という印象。結構相性良い。


ただスタンリー隊長がもつアイボリーグリップのSAA。
何インチだろうか、と調べてみたらスタームルガーのバケーロだって。

19世紀末の物語に創業が1940年代のスタームルガー社の銃。
むう、、。
エミリー・ワトソンが食器を準備するたびにカットインアクションが入るのがなぜか気にかかる。突然殴りつけることの優位性。ダニー・ヒューストンは既存の作品で喩えれば「Helpless」の光石研に近いポジションにも置けそうな家族主義狂人だけど、山奥に籠もらせてるのもあって(カーツ大佐調の)思弁寄りになっているのが惜しい。取り立ててすごくはなく、先住民迫害史にかかる外部性が外部性のまま残ってしまってるように思うが、映画が最中からはじまることとか、奥の構図に時々目を吸い付けられるところがある。
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