かつて”太陽王”と呼ばれたルイ14世の黄昏
国王が死にゆく姿を描いている
夕暮れ時 虫や鳥の鳴声の中を車椅子を引く音
”太陽王”ルイ14世の姿
僅か5歳にしてフランス国王に即位
17世紀から18世…
僕は『ルイ14世の権力掌握』がロッセリーニのベストだと思っているぐらい偏愛しているので、どうしても比べてしまうとこの程度の評価。酷く老い、ぶくぶくと太っていよいよ怪物じみてきたジャン=ピエール・レオ…
>>続きを読むルイ14世が死に行くさまを見守る映画。
死の床にありながら、何て豪奢な。それがとてもシュール。
ルイ14世を見守る視点で、まさに王の側に侍って見守っているような気さえする。
太陽王と呼ばれても、死ぬ…
まるで絵画を鑑賞しているかのように、スクリーンに映し出されるのは死に向かうルイ14世の姿。
ただ淡々と「死」を描く。
物語ではなく、単なる事実としての「死」。
王の侍医が最後に発するセリフに、ある意…
病におかされた人間の身体が腐っていくのをひたすら即物的に撮っている室内劇。体が壊死していくのを特にこれといった処置もなく放置する。ルイ14世の息づかいをずっと聴いてるとこっちまでしんどくなってくる。…
>>続きを読む余りにも実験的映画過ぎる。
ヤマもオチもイミもあるんだろうけど、本当に何とも言えません。
言うなれば、壮大なる悪ノリを真面目にやりました、みたいな。
よくよく、耐えたよ、うちも俳優さんらも。
興味本…
@第七芸術劇場
まだかまだか?今ちゃうんかい!と思ってしまった時点で監督の思うツボ。この王のことを心から心配してたのは犬だけやったのかもしれないなと思うとわたしの心配をしてくれるのはきっと猫だ…
壊疽で腐っていく王の左足を見守り、容体を良い様に解釈したがる無力な従者たち。部屋に立ち込めている筈の腐臭を、蝿の羽音だけが表現。寧ろ死んだ後の短いシーケンスが意表をつき、侍医の極め付けの言葉が滑稽…
>>続きを読む©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016