日仏学院やアテネフランセでこの十数年押してした作家なので、『騎士の名誉』の未だホープ時代から、偶々見てるのが数本、面白かったが特にファンでもなく、代表作の本作を未だ観ていなかった。が、近作二本、共…
>>続きを読むほぼ流動食みたいな飯を口に含んで拍手もらってる様が動物園の餌やりショーさながら。ベットから動けずに延々と看病され続ける老人が唯一対等に画面の中で戯れる相手は犬というのがなんとも皮肉に思えたが、人間っ…
>>続きを読むルイ14世自身は主役にならず、王の寵愛をめぐる悲喜こもごものドラマが主流。
ルイ14世の死に際を描いた珍しい作品。周りの人も最早儀式、役割、 システム下見るのように人間として見ていない。
足を切…
小鳥のさえずりに始まり、小鳥のさえずりに終わる。
なんとも静かでしんどい、毒気のある映画体験だった。
タイトル通り、結末は判っている上で、衰弱していくルイ14世を克明に観察する。
その周りには、何…
死。ルイ14世の死。
いわゆる歴史物語ではない。しかし死生観を掘り下げた純文学的作品にしては、主体が余りに有名な王の中の王。
絶妙なバランスの上に成り立つ、ルイ14世と死。
蝋燭の揺らめく光。伏し…
鬼才アルベルト・セラが「太陽王」ルイ14世が死ぬまでの数週間を描いた作品。
ランティモスみたいな奇妙な感じを想像してたけど、どちらかというと露悪的な作品だった。
ビスケットを食べるのを皆でみて「…
過去鑑賞。大学の授業にて。
この映画は最後の最後に全てが詰まってる。映画が伝えられない匂いを、視覚的に表現するやり方が良い。「カビ臭い剥製」「吐きそうなくらい甘ったるい香水」といったキーワードを連…
久しぶりに映画館で眠ってしまったがそれがまた心地よかった。上映中、客席の鑑賞者だけでなくゆっくりと死に向かう被写体のルイ14世も動かない。拘束された身体同士の睨めっこ。唇だけがワインを啜り、ビスケッ…
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