聖母観音大菩薩の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『聖母観音大菩薩』に投稿された感想・評価

若松孝二「天使の恍惚」(72)に続くATG配給作品。脚本は佐々木守。人魚の肉を食したため、不老不死となった女性が、慈愛の心で人々に接する姿を描いているが、結局は奉仕も性も搾取されている。
oto3x3
3.0
若松孝二らしいなぁ。

全国にある八百比丘尼伝説の中から、福井を舞台に選んだのは、原発銀座だから、なんだろうね。

松田瑛子は、『愛のコリーダ』のイメージだね。
カニエみたいな顔の役者が最近少ないね。カニエ要素が少ないよ、最近の邦画は。カニエズムが無いね。
Akira
-

2024/05/02

人魚の肉を食べて不老長寿になった八百比丘尼をテーマに若松孝二監督らしさのある官能が良いです!

「医者は死ぬのが嫌な人が行く所でしょ」のセリフは何かささりました。

当時新人…

>>続きを読む
詩郎
3.4
最後の夕日綺麗だった
脚本佐々木さんなんだなぁ
フィックスが多くて無機質感が漂う分比丘尼と関係を持った男たちが強烈に感じる
狐憑きの女のところはかなりシュール

不老不死の八百比丘尼を名乗り現代社会とは断絶されたような暮らしを送る女。浮浪者に犯罪者、行き場のない人間に、異常性欲の中年に。少年少女に。生の証したるセックスのエロティックを軸に呪われた生の世界と死…

>>続きを読む
パン
4.0

中々の衝撃作だったし設定も良いと思う。
「頼む!犯されてくれ!」
とか
「お金というものは元々なければそんなに欲しいと思いません」
とかやたら印象的なセリフが多かったな。

エロティックな神話のよう…

>>続きを読む
2.5

なんとなく雰囲気だけは、ソレこそ『愛のコリーダ』にも或いは少し後の『ツィゴイネルワイゼン』にだって似てなくはないかな…て感じもするのですね。ただ、そーいった同年代の文芸的な作品と比べると、今作は悲し…

>>続きを読む
WTF
-

前年に『三日月情話』で浦島伝説を題材にした佐々木守が、翌年、人魚伝説を取り上げて書いたのがこの作品。殿山泰司の名著『JAM JAM日記』のオーラスに、この映画のために福井の美浜町で過ごした数日が登場…

>>続きを読む

若松版「スプラッシュ」。ディズニーに怒られるぜ。浅野温子が初々しいというか度胸ありすぎ少女。松田暎子の「愛のコリーダ」後の作品。殿山泰司が今度は相手にしてもらえる。まあなんか若松節で、こういうの好き…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事