元禄忠臣蔵 前篇の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『元禄忠臣蔵 前篇』に投稿された感想・評価

milk

milkの感想・評価

3.6
ロングショットが印象的!制作費用のかかり方とか構図とか色々いいとこあるけど眠くなるっ

巨大な松の廊下での浅野内匠頭嵐芳三郎が吉良上野介三桝豊に殺傷事件を引き起こす場面が没頭からあり、ワンシーンワンカットの妙技で時間が大河の様に流れる豪華な絵巻物を堪能した印象で、真山青果の新解釈忠臣蔵…

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河原崎長十郎_大石内藏助(城代家老)
中村翫右衛門_富森助右ヱ門(馬廻)
河原崎國太郎_磯貝十郎左ヱ門(物頭並)
嵐 芳三郎_浅野内匠頭(赤穂城主)
坂東調右衛門_原惣右ヱ門(足軽頭)
助高屋助藏_…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0

〖1940年代映画:歌舞伎実写映画化:時代劇:松竹〗
1941年製作で、青山青果の新歌舞伎派の演目を実写映画化の時代劇の前編らしい⁉️
派手さは無いけれども丁寧に描かれてると感じた作品でした。

2…

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溝口健二監督『元禄忠臣蔵 前篇』(1941)

「忠臣蔵」の"記録"。

籠城か討ち入りか。

ただ姿勢をただして、こたえを静かに待つ。

"Records" of "Chushingura".

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324

324の感想・評価

4.3
屋内外へ大移動するカメラ。会話が空間的にどう続くのかがサスペンス。抜群の構図、静かな会話と沈黙の心地よさ。底抜けに楽しそうな預かり中の唄や宴会、エピローグ的な十郎左衛門の恋が良い。総じて確かに地味。
youtubeでたまたま見た。すごいなあ、と単純に。美術とか戦争中にこんな美しく作れるもの?記録ですね。新藤兼人が美術で参加。
何言ってんのーーー????。
画面構図は良い。お金かかってんのも良い。

 溝口のいわゆる「芸道三部作」で見らる日本精神主義の立場をさらに推し進めてゆけば、日本人の精神性の根源、主君に対する忠義心に行き当たるのであり、それは、「忠臣蔵」において祝祭的に表象されるのである。…

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嘘みたいに豪華なセットの中を重層的という表現も適切ではない豊かな人物配置。ゆっくりじっくりと、しかし確かに中心を移り変えていく画面の動き。いやぁ贅沢。
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