元禄忠臣蔵 前篇の作品情報・感想・評価

「元禄忠臣蔵 前篇」に投稿された感想・評価

ほし

ほしの感想・評価

3.0
「護れ興亜の兵の家」。
冒頭、嵐が抜刀し三枡に駆け寄るショットの呼吸が完璧。逆なのは百も承知でリヴェットがふとよぎる。
第二次大戦の開戦直前に公開された溝口健二作品。
原寸大のセットの効果が冒頭の松の廊下の大人数が右往左往するシーンから発揮されている。
美術監督として新藤兼人の名が!
完璧主義もここまで徹底されると狂気さえ感じる。
長回しの張りつめた演技が全編を通して続き、溝口監督のエネルギーが伝わってくる。
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前編・後編分かれてっから、別々にレビューすっぞ!次回、ドラゴンボールZ、フリーザ怒りの最終変化!ぜってぇ見てくれよな。(アイデンティティ最高)

新文芸坐によるこの映画の紹介で「本作公開の8日後、日本は真珠湾を攻撃」というおったまげの文言があり、何となく緊張する自分。リメンバー・ウーパー・ルーパー。
そして、溝口健二監督のリアリティ志向で江戸城 松の廊下は実物原寸に違わぬものを作ってしまった、との伝説があるらしい。太平洋戦争突入前に日本にはそういったパワー・お金があったのである!松の廊下のシーンは初っぱなで、これまた自分は緊張しながら、吉良への刃傷沙汰を観ていた。リメンバー・パール・ライス。

ここ1週間毎日、忠臣蔵関連の映画を観ている自分は忠臣蔵のことをすっかり詳しくなった気でいる。洗面所の鏡に向かって「離してくだされ!武士の情けでござる!あと一太刀!」と言いながら髭を剃るし、朝起きて布団から這い出した後、布団に手を突っ込み「まだ温い。遠くへは行っておらんぞ!」と笑顔になっている(?)。
が、しかし。本作を観たところ、何を言っているのか理解に困窮することが少なくなく非常に反省した。これからは偉そぶりません!

本作において、自分が気になった点は、大石内蔵助が御家再興に戸惑う点である。自分は大石って仇討ちと御家再興のどちらでも良いという立場と思っていたのだが(どちらも主の意向に沿うため)、本作では仇討ちしたそうに見えた。自分が映画の話し言葉をほとんど理解できていなかったので、認識違いかもしれないが違和感があった。あと、朝廷が浅野内匠頭の死を不憫に思っていたというシーンがあって、それは知らなかった。

本作は他の忠臣蔵では時間をふんだんに割くシーンをことごとく端折っていた、というのが目立った。とは言っても1941年作なので後年の忠臣蔵は間違いなく本作で勉強しているだろうけど。吉良のいびりシーン、赤穂城開城、江戸での吉良邸監視等々が端折っていたと思う。極めつけは吉良邸討ち入りシーンのカットである(ここら辺は映画の後編)。浅野内匠頭奥方邸で討ち入りの一部始終書いてある手紙読んで終わりである。おったまげた。まさか、お金が足りなくなったのでは…。

他の忠臣蔵であまり見慣れない登場人物として徳川綱豊が気になった。この人が裏で動いたおかげで、御家断絶、討ち入り後の切腹も決まったみたいで、そういう赤穂を応援する実力者がいたんだ、と思った。
1941年12月1日公開の溝口健二監督による忠臣蔵映画。

(※)個人的には、この映画、前篇&後篇があり非常に長尺なので後回しにしていたが、溝口監督作品でレンタルできるDVDはこの映画しか無くなったので借りて来た(笑)

溝口健二監督が映画化した時代劇。
綿密な時代考証に基づいた建築、衣裳づくりを目指したらしく、建築監督は新藤兼人。
新藤兼人インタビューによれば、原寸大でのセット作りは大変だったらしい。また、せっかく作ったのに使用されなかったセットもあったとかで、贅沢である。

前篇は「松の廊下」から大石内蔵助が仇討ちのため江戸行きを決意するまでを描いている。
まつこ

まつこの感想・評価

3.2
出だしとかめっちゃ好きなのだけど夜中に観ていると何度も寝落ちしそうになった。

話の筋は知っているからわかるけど現代劇よりは力を入れて観なきゃいけなくて。でもなかなか言葉が頭に入ってこないし、ワクワクやトキメキが足りなくて、だんだん小道具やショットが気になっては眺めていたように思う。後編にはグイグイ食いついたのだから見返したらもっと好きになるんだろうな。

1941年の作品なんだなぁ。時を越えて気軽に家で観られることに、ただただ幸せな吐息が漏れた。
kento

kentoの感想・評価

5.0
ノエル・バーチ曰く「海外映画からの影響を脱した戦時中においてこそ日本映画は独自に様式的完成を遂げた」
難しい。これを理解するのにはまだまだ勉強が足りないないなあ…。
Yuriko

Yurikoの感想・評価

-

キャストみると、結構な感じで歌舞伎役者が起用されてるのね。

やはり時代劇は私は苦手、、、。
歌舞伎でいう世話物なら大丈夫なんだけどな。

同じ頃アメリカでは、実写とアニメーションの差はもちろんあるけど、ダンボやピノキオ作ってたってことを改めて考えると、なんだかな〜って感じ。

マジで何言ってんのかわかんない。
物語掴むのに必死すぎて他のものに注意できない。
ごめんこれ前編で僕はリタイヤ。これは歌舞伎と忠臣蔵の世界がわかんないと全然面白さが分からない。僕には100億年ぐらい早すぎた
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