忠臣蔵 櫻花の巻菊花の巻の作品情報・感想・評価・動画配信

「忠臣蔵 櫻花の巻菊花の巻」に投稿された感想・評価

smiya

smiyaの感想・評価

3.8
アマゾン・プライム。
年末近くになってアマプラに忠臣蔵関係の映画がどっと並んだ。幅広い年代のなかから、あえて古臭そうなのを選んだ。不思議なことに結構楽しめた。アマプラで映画を見るときには何度も中断して休みながらの鑑賞が常なのに、この長尺映画は数度の休みで最後まで完走した。シナリオがよくできているということになるのだろう。
美空ひばりが赤穂の家臣の娘役ででている。男ばかり出てくる映画で女の人は〈誰々の妻〉の役しかないなかで、動きのある役をしている。そしてちょっとかわいい。
忠臣蔵はいろいろあるけど、まずはこのバージョンから観るのが良いと思う。
浅野内匠頭が吉良上野介への刃傷に及んだ経緯が詳しく丁寧に描かれているので、その後の復讐劇に説得力がある。ここを省いてる作品もあるが、ここは省けない部分やと思う。
片岡千恵蔵の演技力、目力が凄い。
傑作。
Naomi

Naomiの感想・評価

3.5
吉良を斬りつけるまでの描写が丁寧で、ちょっと浅野内匠頭が可哀想。
家臣の忠誠心がすごい。
最後のシーンが圧倒的でかっこいい。
うちだ

うちだの感想・評価

3.0
なんとなく知ってた忠臣蔵を見直すために、まずはこれから。さすがのキャストで時代劇らしい安定感と語り口。これが忠臣蔵のスタンダードと言って良さそう。
サフィ

サフィの感想・評価

3.0
ちょっと歌舞伎調すぎたかな、
長かった割りにラスト江戸の町を練り歩くシーン無くて残念。
geru

geruの感想・評価

3.4
大衆芝居のテンポの良さがいい。
それでいて大御所の芝居も
今でこそ古いが胸に迫るものがある
とも

ともの感想・評価

4.5
忠臣蔵はいっつも途中で寝ちゃうんだけど、今回は起きてた!
余は眠っていて知らぬ… 美しすぎる関係!
ベストセリフ!!
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

上映時間183分と長めであるが、もっと長くてもいい気がしてくる忠臣蔵の恐ろしさ。もっと観ていたい。中毒性が高すぎる。灰色の自分の日常からしばしの逃避行。総天然色フルカラー元禄時代の傍観こそ私の願い。

忠臣蔵というと吉良がとにかく極悪、という節がなきにしもあらずであるが、本作では浅野内匠頭陣営の至らなさも描いている気がして良かった。浅野内匠頭に堪え性が無かっただけで済ますと何だか寂しいもの。
天皇の勅使をもてなす役目という大役を担ったにも関わらず浅野内匠頭陣営は認識の甘いところがあったのであろう。浅野内匠頭が若いため、当の本人が未熟なのは仕方ないとしても参謀役の側近達があまりにも不用意な気がしてならなかった。まぁ、それにしても吉良の性格が悪いことと強情っぱりは救いようないが。松の廊下であんだけ謝って許さないって人格に難ありすぎ。

で、浅野内匠頭がちょっと頼りないという認識を自分は持ったのだが、そういった頭首がなにゆえあそこまで家臣達に愛されたのか?やはり偉そうぶったり、弱者を虐めたりしない天晴れな御仁だったということであろうか。本作のエピソードで城の柱への戯れ彫りの話があり、大石内蔵助が思い出し泣きをする。小さい頃からの関係であるため、もはや肉親同様の関係だったというのも伺える。

忠臣蔵の見所の1つと自分が思う大石内蔵助への家臣達の信頼の揺らぎを本作では取り立てて描いていなかった。大石に対して誤解が生じそうになると(遊女遊びとか)割と直ぐにフォローが入り、目立った混乱がなかった。なのでヒヤヒヤすることが少なかった。

観る忠臣蔵観る忠臣蔵のどれも、自分は堀部弥兵衛がたまらなく好きになるが、本作も漏れなく弥兵衛最高だった。薄田研二、味のありすぎる顔である。

討ち入り先の間取り把握の任務を美空ひばりが担うが、敵陣営にスパイを住み込ませるというのは自然で良かった。職人を突然間取り確認に向かわせたり、夜に忍び込むなど無理のある映画もあったので、本作偉いと思った。

忠臣蔵に登場する女性はどの御仁も肝っ玉が座っており、浅野内匠頭夫人もりくも堀部夫人も毅然としたものである。りくと主税の別れシーンには思わず目頭が熱くなった。堀部夫婦の別れシーンでは弥兵衛、邪魔すんな!と思った。

堀部安兵衛が枡で酒をぐぐぐぐーっと一息に飲み干すシーンの男らしいこと男らしいこと。

昔の人は江戸から赤穂まで走ったり、歩いて行っていた。当たり前だけど凄い。だから情報伝達にも日単位でラグが発生する。今だと、電話、メールだものね。うーむ、凄い。

複数の忠臣蔵を観ていると、討ち入りのシーン1つとってもそれぞれ違いがあり、観ていて楽しい。本作では討ち入りに向かう時、雪がぱらついていて自分の好みだったが、隊列がそれほど整然としてなくてガッカリ。軍隊ばりに整然としていて大げさにざっざっざっざっと足音を立てているのが好きだ。討ち入り中、室内の明かりを美空ひばりが行うというのは素晴らしかった、ナイスアイデア。吉良を見つけた後の人物確認にて傷で確認せずにこれまた美空ひばりにさせるというのもより確実でグッド!やはり、女性を住み込ませるという案は利点が多いようだ。

日本の12月が街中クリスマス一色ではなく忠臣蔵一色になればいいのにと思わずにいられない。そうであれば自分みたいな河童でも12月を楽しめる気がする。12月14日の夜に一億総討ち入り。「吉良はどこだーっ!」と絶叫しながら、道玄坂ラブホ街にて行列を作るカップル達の横を走り抜けたい。
アフター6ジャンクションで春日太一先生の「忠臣蔵講座」を聞いて久しぶりに見る気になる。大体見せ場は決まっているのでその辺を重点に話していただいてたのでよくわかった。どちらかと言うと所作が多いのと襖の開け閉めやらそんなシーンが多いので解説を思い出してみると余裕が出て演者の力が入り過ぎな演技も楽しめる。吉良役の進藤英太郎が憎たらしい。
監督は松田定次。主人公、大石内蔵助に片岡千恵蔵、脇坂淡路守役に市川右太衛門の両御大。浅野内匠頭には中村錦之助、美空ひばりに大川橋蔵まで顔を揃えたオールスターキャストで製作された忠臣蔵です。皆さんが揃うだけでも華やかですが特に美空ひばりと大川橋蔵は若手スターのキラキラした感じが伝わってくる演技でとても好感がもてます。北大路欣也も主税役が板についていますね。女優陣も木暮実千代、大川恵子、花柳小菊と絢爛豪華に3時間にも及ぶ時代劇、忠臣蔵を彩ります。美空ひばりが吉良の御手付きになりそうでヒヤヒヤさせられましたね。
>|