男は師のために刀を打つ。やがてその刀は男が思いを寄せる女が敵討ちをするために。やがて武士の時代は終焉を迎え、男自身が刀となり娘の側で彼女を守ることになる。幕末という激動の時代を舞台に仇討ちを題材とし…
>>続きを読む溝口作品である『浪華悲歌』が公開された36年と言えば、皇道派青年将校による軍事クーデター「二・二六事件」があり、その翌年には日中戦争が勃発する。日中戦争が長期化する様相を見せると、38年には、日本…
>>続きを読む溝口ってだけで高評価するわけじゃないけどこれは本当に面白いし、67分でちゃんと序破急ある。切腹がギャグっぽく使われてるの初めて見た。
終戦直前の経済状況が伝わってくるフレームの狭隘さが凄い。花柳章太…
恩人の仇討ちのための刀を一心不乱に打つ刀鍛冶(花柳章太郎)の、火花飛び散る躍動感すごい。(生き霊みたいな幻想の娘が現れ刀鍛冶に参加してるのちょっと面白い)
想いを寄せる恩人の娘(山田五十鈴)に刀を…
日本映画|1945年|67分
名刀作りに精を注ぎ、主人の敵を打とうとする、刀鍛冶の若者の執念と恋。映画のシンプルな魔法があります。戦時中にまともなものを撮らせてもらえなかった時期のやっつけ仕事らしい…