傑作と言いたい。シネスコで海岸線と並行に泳ぐ有馬稲子を映したショット。砂浜の奥行き。廃船。犬と戯れる貧しい少女。ドッグショー。田村高廣とビールジョッキを交わした飲み屋で客が遊んでいた鳥のおもちゃ。樺…
>>続きを読む劇団を辞めて家庭に入った女性が日々の暮らしに鬱憤を抱え…
ショーウィンドウに映った自分の顔を見つめる有馬稲子の登場場面が鮮烈。終始彼女のアップが多くて眼福。「偶然出演した人々」に紛れても一際輝い…
羽仁進監督の「不良少年」(1961)に次ぐ劇映画第二作。石川達三の同名小説を監督と劇作家の清水邦夫が脚色した女性ドラマ。撮影は写真家で「ふたり」(1991)など大林宣彦監督映画に参加する長野重一。音…
>>続きを読む結婚3年目にして夫と別れた有馬稲子が劇団に復帰した途端、同僚や団長、隣の大学生からもモテまくって大変なことになる映画なのだが、有馬稲子があまりに美しくフィルムに収められているので、安保闘争とかどうで…
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