ゴダールの映画史 第8章 徴(しるし)は至る所にの作品情報・感想・評価

ゴダールの映画史 第8章 徴(しるし)は至る所に1998年製作の映画)

HISTOIR(S) DU CINEMA:Les signes parmi nous

製作国:

上映時間:37分

4.4

『ゴダールの映画史 第8章 徴(しるし)は至る所に』に投稿された感想・評価

先人たちの血の通った芸術表現(徴)は形を変え、たしかに今様々なメディアで感じることができます。
個人的にはドライヤー監督の思想は当時より現代にフィットしていると感じたことがありました。
3.8

4B 君は何も見なかった…ヒロシマで…レニングラードで…ハノイで…サラエボで…。徴は至る所に。(各章で繰り返される。1919年に発表された小説のタイトル。ゴダールが映画化を夢見たらしい。本当の映画は…

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324
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闇の中から。説明不在の光を浴びる、徴たちの飽和。結びつける、かつて一度も結びつかなかった物を。結びつくとは思えなかったものを。全体性の愛。儚い瞬間。映画を作れる芸術家の特権性。
cyph
4.0

アンヌ=マリー・ミエヴィルに捧げられる最終章 「未使用のネガフィルムは無垢な塊 息を吹きかければ生き始める 吹くのは誰 ヒチコック ラングロワ ヴィゴ つないで見よう 思想と思想をモンタージュで」…

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はじまりは、土で埋まった棺桶のなか。「幼い光の歴史」の卵が孵化し得る、ひとりぶんの箱舟の内側。おわりは、しるしの洪水を掬う少年たちの無数の手のひら。

映画はサナギに取り付けられた無傷の窓、だからど…

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Anna
5.0

最後の、愛という題名
歴史の愛、人、すべての歴史
なぜ始まりがあんなに難しかったのか、いまはわかる。


話し始めることを恐れたのが今はわかる
記憶に混乱が混じる
忘れていないのに記憶が去る
無理に…

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【ジャン=リュック・ゴダール】
2010年存命する最高の映画監督ランキング 50人 (米誌「PASTE」 発表)第2位。

これは、歴史における映画の立ち位置なのか、行商人が映画だというあそこでグッときた。無の神秘、無は存在しないのか、思想と思想をモンタージュする、言葉は便利だが歴史を書くのにどれだけの力が必要か。愛のイ…

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このレビューはネタバレを含みます

長い旅の終わり
映画の歴史がこの映画の終わりとともに終わってしまうような感覚
数えられないほどの映画の誕生
そして映画との決着
偉大な作家たちの死
しかし彼らの映画は歴史の中で生き続ける
映画は人…

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5.0

43-8
Jean-Luc Godard(1930-2022.9.13)
Charles-Ferdinand Ramuz(1878-1947)
《Les Signes parmi nous》(19…

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