団地妻になにか哀愁的な魅力があると思うのはこちら側の寂しさを代わりに投影させてくれる、という幻想であって、彼女にそれを投影する男さえ居なければ彼女は寂しい女にはちっとも見えない。そういう幻想を突いて…
>>続きを読む選び抜かれた言葉たちを自ら無効化してフィルムの肉感が一気に現実と地続きになる凄み。言葉は信頼に足るものではない(アフレコ)けれど、記号というわけでもない。その宙づりを彷徨う中で突如言葉の無効化した暴…
>>続きを読むスンドメ映画。1回目はホテルから出て、さあここから吉岡睦雄とオバサンの明日なき青春が始まるぞと思いきや、自転車がないという事態に打ち切られる。2回目は事を済ませて二人で寝ている直後には分断された車内…
>>続きを読む毎日ゴミ拾いしてるとな
自分がゴミになったような気になるんや
足で旦那の靴下脱がすの
上手やなぁこの女の人
人生いろいろ諦めて
不貞腐れてるようで
真っ直ぐ生きてる女の佇まい
タバコと共に吐き…
「笑い話にしたいんや」
マメ山田みたさに観たけど思わず深くて良かったな。
廃品回収の人、他の作品でも見たけど良い味。声はロッチ中岡にしか聴こえん笑
ひとりひとりが自然体で表情に釘付けになる。
美…
人間は自分のことが1番可愛いと思ってる、弱くて情け無い生き物だ。
それが浮き彫りになってしまったとき、理屈的になる男のダサさと感情的になる女のウザさが上手に描写されてた。
「毎日ゴミ集めて回っとっ…
周りの最適解を演じてきた人妻が解放され「一人の女」になる。その姿を照らすカーテン越しの光の美しさ。関西のノリに若干の悲しさを宿す脚本が見事。廃品回収の声だけが団地に響く子供の声を消してくれた。他人の…
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