草叢/不倫団地 かなしいイロやねんの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『草叢/不倫団地 かなしいイロやねん』に投稿された感想・評価

obat

obatの感想・評価

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堀禎一特集
自転車で来るとは…で始まるところがいい。
団地と冬の空気で良く響くちりがみ交換の声も。
自転車を押しながら会話からのキスという冒頭数十秒から神。廃品回収車のアナウンスを逢引の合図にするセンスの良いこと。
Mayashico

Mayashicoの感想・評価

4.0
速水今日子が、竹久夢二の描く女性のよう。ベンチに座るふたりのイマジナリーラインを越えた瞬間鳥肌
どうしようもないことがどうしてこんなに愛おしいのか。
ラストの透き通るような光がいい
菩薩

菩薩の感想・評価

4.3

廃品回収の呼びかけが情事の合図、帰らぬ旦那を待つ団地妻、欲求不満の不倫妻、子供もおらず、金もあらず、未来もとうに見えないが、そんな女に二万の値がつき、瞬間弾けるつまらぬ日常。ゴミでいる方が自由でいれ…

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疑いなき傑作。 しかしあの小人の工場長…。ヘルツォークかよ。
moku

mokuの感想・評価

4.2
それ言っちゃうんですね…なセリフの数々。
ラストシーンの光、音。


<堀禎一特集>
t

tの感想・評価

4.0

産まれない子どもの存在が室外の声や周囲の女性を通して喚起される。速水今日子の張り付いた笑顔が強張りを見せるとき一気に世界が変わる。「ママと娼婦」さえ思い出した。
あの寝室とリビングをまたぐ構図、「宙…

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冒頭の自転車を引いて歩くシーンから、これは何かあるゾ!と確信させてくれる。

笑った後の、沈黙。
沈黙の後の、笑い。

うれしくなるなあ、さみしくなるなあ

ラストもすごいなあ
milagros

milagrosの感想・評価

3.8
関西弁のきっぱりとした響きのセリフと、情けない男たちの中で、のびのびしている速水さんが美しい。
編集のリズム好き。

すれ違う自転車の偶然、こだます外部の声。あとから思いかえすと、余計うつくしい。

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