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『トマトのしずく』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

No.3336

『何かを描いているようで、映画としては何も描いていない』

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私はこの監督のファンではありません。

また、特に興味や関心があるわけでもありません。

それでも、片っ端から、彼の監督作品を見続けています。

なぜか。

『監督自身には興味がないが、その作品群に出演されている俳優さんたちにとても興味があり、彼らのお芝居が見たい』からです。

厳密にいうと、『今後、監督が起こしたとされる諸問題が原因で、人々が彼の作品を見なくなったとき、そこで素晴らしいお芝居をされている方々までもが、目に触れなくなる可能性がある』ことがとても嫌だからです。

だから私は、目にしておきたい。素晴らしい芝居を、表現を、見逃したくないから。

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さて、本作ですが、お話の展開自体に問題はありませんし、脚本にも破綻はありません。

なぜなら、話の整合性が取れているか、どこかで破綻していないかが判断できるほどの「映画的情報」が足りないからです。

ただし、情報が足りないことが、そのままその映画の完成度を下げるわけではありません。

時に、説明描写やセリフの多い映画の方が、逆に映画としての面白さを損ねている場合もあるからです。

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この映画は、登場人物たちの行動理由や状況描写などの、細かい説明を省いているため、

彼らの気持ちや心理状態の変化を、観客側が自ら想像して補完しなければなりません。

そして、その「補完する想像行為の心地よさ」が、映画を見る醍醐味だったりするのです。

「あぁ、この人はこの時はこういう気持ちだったんだろうなぁ」
「映画では描かれてないけど、きっとこの人はこの時こうしていたんだろうなぁ」

などの想像です。

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その論でいくなら、本作もその想像行為によって、映画的醍醐味に浸れるはずなのですが、なぜかその行為を積極的にしようという気が起きにくい。

その理由は「その人物がなぜそういう行動を取ったのかの、あまりにもヒントが少なすぎるのに、話自体は急展開するため、呆気に取られてしまう」からです。

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本作に即して言えば、春辰夫(石橋蓮司)は、結局最後、結婚式に現れます。

しかし、どういう心境の変化があって、彼は現れたのか、よくわかりません。

本当に唐突に、まるで別人格になってしまったかのように彼は式に現れ、娘のさくら(小西真奈美)に思いのたけを打ち明け、映画は大団円を迎えて終わります。

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ところがこの映画は、ラストに彼が取った行動へとつながる、緩やかな気持ちの推移、心理状態の変化、もっといえば、そもそもこの辰夫という男はどういう人間なのか、などの要素について、

何かを描いているようで、何も描いていないのです。

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たとえば、辰夫とさくらが、さくらの美容室で再会した際、

「お父さんはいつも大事な時に何も言わなかった、逃げていた」と、さくらからなじられます。

ではなぜ、辰夫は逃げていたのか、何か大きな理由があって、さくらの母の病気について言わなかったのか、

単純に口下手だったから言えなかっただけなのか、よくわかりません。

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最後に辰夫は「自分は教師のクセに口下手だった」と、突然説明台詞を発しますが、

私には彼が口下手、もしくは頑固で融通が利かない、というキャラクターには見えません。

美容室を訪ねる際、ちゃんと人に道順を聞いている。
その尋ね方からも、尊大な態度や様子はない。

美容室前で喫煙していることを、斉藤さん(角替和枝)からしつこく批難されますが、これも、融通が利かないというより、単に路上喫煙が社会のマナー違反であることを知らなかった、という風に見えます。

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つまり、何が言いたいか。辰夫は、単純に不器用なだけなのです。
また、教師という職業柄、慎重に言葉を発しようとした結果、

娘からは「もどかしい、何も言ってくれない」と見られてしまったかもしれない、不幸な男の話なのです。

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美容室を訪ねる際も、「父」としてではなく、きちんと「客」として予約まで入れて訪ねている。

客としてなら、さくらは追い返せないだろうと見込んだのか、単に店を訪ねるのだからそれがルールだろうと思ったのかちょっとよくわかりませんが、

とにかく辰夫は、娘と何らかの意思疎通をするためにやってきた。

ところが、再会するなり、いきなりの娘からの一方的な罵倒である。

そして、さくらは父を追い返した。「逃げている」のは父ではなく、さくらのほうなのです。

だから最後、さくらは「逃げずに」、父におんぶをしてもらうのです。

おんぶは、父と同じ方向、すなわち前を向かないとできないからです。
自宅で観ましたぁ〜。

お父さんと娘のお話。

石橋蓮司の父親役ははまり役って感じで。
20分ぐらいのショートフィルムだったら、
いい感じなんじゃないかなぁ~なんて。

物言わぬ父。
お父さんが何を考えているかわかんなくなってる娘。

だからこそ、
娘は、ファザコンみたいになっちゃっちゃんかなぁ?
だったら、結婚相手は年上かなと、思ったら年下。
そっかぁ〜。

ほろっとします。

やっぱり映画は面白い🤣
おもち

おもちの感想・評価

2.5
特に何か起こるわけでもなく、最後まで何も起こらなかった感…
男性役者陣素敵でした。
riekon

riekonの感想・評価

3.0
口下手なお父さんと
過去の出来事が引っかかって
父と距離を取りたい娘。
あんなお店で怒鳴らなくても😥
旦那さん追いかけていい人だったな😊
おんぶのシーンは
ウルっときちゃいました😢
Kazuchan

Kazuchanの感想・評価

3.6
石橋蓮司先生を見たくて、
&榊英夫監督作品はどんなだろう?…

奥様とつくったプロダクションが製作の映画🎬奥様が主題歌。
全体を包む優しい雰囲気はとても心地良い😊
でも、何故か?入っていけない。。
凄く良い物語りで泣けるお話になりそうなのに…

小西真奈美さんは流石とても良い😊
なんとも可愛らしい不思議な魅力がある✨

石橋蓮司先生は流石✨
結婚式、花嫁姿(緑のドレス👗)の娘を見つけ、咄嗟の一言

「ぁぁ 綺麗だね」

と、
ボソッと言う。(コレがイイ💖)
なんなのか?

答えは僕のなかではふたつ

1 主人公が幼少の頃の父親…20年後?
石橋蓮司先生にはならないだろー😁と、いうキャスティング

主人公の幼少時代も…
小西真奈美さんにはならないだろう。。
もっと!!他のキャスティングが合ったのではないか?予算が小さい映画だから、そこまでやれなかったのか?
もぅ少し… そんな事を感じてしまう。

2 主役以外の芝居=監督の演出
絵作りとかは予想よりも綺麗✨
しかし、主人公の幼少含め、、しっかり!芝居が出来ない子達に監督が演技をつけてあげなければ!と感じる。

特に印象に残ったのは、
蓮司先生が美容室に突然やって来て、追い返す主人公。
出て行く蓮司先生をずーっと!いかにも‼️な目つきで追い続けるお客さんの女性…
実際に、そんなにずーっと!気になるか?
🎥に顔を向けて長く映りたい‼️という芝居にしか思えず、そういう小さなところの積み重なりで集中線が切れてしまう。。
良い監督は、エキストラの動きまで事細かに…‼️と聞くが、其れは非常に重要な事に思えた。

お話自体は、派手ではないけれど
安心して見られる作品でした☺️
確執のある父娘のお話。

「お蔵出し映画祭」というのが
あるんですね。2012年に制作されて
権利の問題とかで上映できずに
トマトみたいに期が熟すのを待っていた作品。2015グランプリと観客賞を受賞。

石橋蓮司さんが不器用な父親役を
演じてますが、本当に上手い!

私も娘なんで、父親にぞんざいな態度を
とってしまうことが多いんですけど、途中この頑固で一切笑わない不器用なお父さんが気の毒になったり可愛く見えたり。

途中ちょっと間のび感ありですが、
最後はとても良かったです。

🍽美味シーン🍽
★トマト🍅
主人公さくらの好物はトマト。
亡くなった母親が家庭菜園でトマトを
作っていたことがルーツになっています。
また、父親との確執の原因の一部もこのトマトにありました。

父親はトマトが嫌いで、お母さんの作るトマトも食べてなかったのですが、トマトを通じてお父さんの心の変化も見えてきます。

トマトっていろんな食べ方があって美味しいですよね。冷やしトマトや、ソースにしたり、熱を加えるとより甘みを増したり。
映画も主人公達もラストには完熟トマトのように美味しくいただけました😊
Hokkaido

Hokkaidoの感想・評価

3.2
よくあるストーリーで、不治の病や不慮の事故等不幸要素、また目新しい捻り等無いのでつまらなく感じる方も多いかもしれませんが、逆に安心して観る事が出来ました。
石橋さんのちょっとした動作振舞いに味わいがありました。
タイトルにもしているトマトが終始萎れ気味で、お父さん相変わらずトマト枯らしちゃってるのか、と思う位元気が無いのが、撮影用に移植したのだろうとはいえ、気になってしまいました。
大したことは起きないまま ぬるっと仲直り。

小西真奈美さんが美人じゃなきゃだいぶイタイし
お父さん急にそんな老け込むのか。
5

5の感想・評価

1.0
クソ映画です!

時間の無駄です!

チープな再現ドラマが
何時間も続きます!

なぜか再現ドラマに
有名人を使っているので
これからも見てしまう人が
いる可能性があると思うと心が痛い!

名画座でやっていたのをみた。
その日は家族がテーマ。
『永い言い訳』を見たくて行った!
良い映画だった!!

目黒シネマ、許さねぇ!
ぶるた

ぶるたの感想・評価

1.0
物語の根幹の父娘の軋轢がまったく説得力なく、おくらいりもむべなるかな。。。

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