映画をこよなく愛していて、役者経験も豊富な斎藤さんがどんな映画を撮るのか興味があった。
自分の監督作品が上映される映画館に直筆でお手紙を送る真摯さに正直グッときていた。
そして本編は思っていた以上に…
火葬炉→蝉を焼くこども→葬式 →雀荘→借金取り立て→・・・
実話と聞かされてしまうと無視できないな…という気持ちになる。30近くなって本当に時間が過ぎるのが早くて驚く。大人がぼうっと無責任に生きて…
借金を残して、出ていった父・雅人と13年ぶりに再会するコウジ。
あまり良い記憶がないコウジだったが、父と一緒にキャッチボールをしたり、高校野球を見に行ったり、作文コンクールで賞を受賞したときに褒めて…
非常に情緒的で、余白の多い、雰囲気過多な映画。
かつて良く聞いた等身大の家族の物語で、舞台劇的な面が強い。
ユーモアは役者が担っていて、ループや音楽の使い方、異なる家庭観や心情経過の仕組みは細々あり…
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