万田お得意の三人の関係性を軸に見せるやり方が、研究倫理、デッドライン、信号と愛情、そして人間との越境を描き出す。
この手の装置って確か『パシフィック・リム』にも出てきたけど、あちらに比べて圧倒的に怖…
不自由な歪みを抱えた女性を描けば一級品の万田邦敏が、身体そのものに障害を負う母親と同僚の女を描くとなれば当然期待値は上がり、今作は加えてマザコン映画なので堪らなく嬉しい。濱口竜介が『ハッピーアワー …
>>続きを読む同期から追従へと変貌する手の動きにゾクっときた。脳波をシンクロさせる機械、介護ベッド、車椅子といった小道具を使った見事な演出によって、日本家屋の狭い空間にいる男女が異様な存在に変貌していく。それまで…
>>続きを読む文字通りコネクトされた、人間と鼠が仰角と俯瞰のクロスカッティングによって画面上でも接続され、モニター上に可視化された脳波の同期がエモーションの同期を表象し、人間同士の接続が別の異形な何者かへの更なる…
>>続きを読む©万田邦敏