ライカ/LAIKAの作品情報・感想・評価

ライカ/LAIKA2017年製作の映画)

上映日:2018年02月17日

製作国:

上映時間:94分

3.3

あらすじ

天真爛漫で自由奔放な日本人の女性ライカと、モスクワで女優を目指すロシア人女性ユーリャとの友情を超えた奇妙な愛情関係。モスクワの小さな部屋で一緒に暮らす2人の濃密な時間。その関係は突然起きた《とある事件》をきっかけに大きく歯車が狂っていく!

「ライカ/LAIKA」に投稿された感想・評価

もえ

もえの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

終始ユーリャとロシアの綺麗さに見惚れてた。
ライカの存在だけが浮いて見えるのにロシアの喧騒の中では誰も目も止めないのは、みんな当たり前に持っているものが大人になって見えなくなってるような比喩、なのかな?
今関監督作品は3作目だけど、細かい設定をあえて露呈しないのが想像力を試されてるのかなぁ
ライカの本名は?本当は何しにロシアに来ているの?来て何年?ユーリャとの馴れ初めは?
気になるけど、なぜか、いや、やっぱり言わなくていいやと思わせる。
それ以上に、伝えたい事を慎重に描いてらっしゃる。
ライカはまんま女の子の化身。誰もが小さい頃抱いた嫉妬、独占欲、愛情。
女の子が友達に恋心を100%抱いた事なかったって言い切れる女の子の方が少ないんじゃないかな。
だからこそライカは嫌いになれない、小さい頃の自分を頭ごなしに否定する事ができないように
男の人はどう感じるのか興味深い作品です!

2度目の鑑賞
再鑑賞だからこそもしかすると1度目より注意深く観たかも。
全てを観終えてから観ると気持ちに余裕がでた分見方も変わった。
まず、最後のユーリャの叫び声は目頭が熱くなった。
ライカがより愛おしく思えた。
冷静に考えると全てが幼稚で怒りさえ湧いてきそうなんだけど、途中のシーンはヒヨコに見えて可愛いく思えてしまうのも少し悔しい。

ユーリャも辛いけど、ライカを演じるのはしんどいだろうな。
無垢な子供のようにライカは一つ一つの感情に全力。
「ユーリャになりたい、ユーリャはユーリャだから。」
好きだからなりたいのか、なりたいから好きなのか最早わからない。
正直最後のライカの独白は辛かったけど、
きっと3度目はまた違う視点で観れるんじゃないかな。
sami

samiの感想・評価

3.9
観たあとの浮遊感が心地よい映画。また観たいと思った。8ミリ作品の頃からブレない監督の姿勢に脱帽。ロシアの街並みと2人の女性の感情の揺れが美しい。
ip

ipの感想・評価

3.5
ライカの物語というより、ユーリャの話。
舞台挨拶の中で監督が、見た人の感想を紹介した中に、ライカはユーリャの中のもう一人の自分という幻想説を紹介していて、なるほどそんな見方があるのかと思った。スミマセン私は想像力なくて。

一途なところと突飛なキャラクターは買うけれども、それでも終始ライカがウザかった。
「こんな女の子どう?」と聞かれた宮島さんが「嫌ですね」と答えていたのが救い。
人の人生を左右するチャンスを、しかも自分の思い通りにならないからという身勝手な理由でぶち壊しにしながら、死んでしまえと言われたことに殺意さえ覚えたってどこまで自分のことしか考えてないのかとライカがただひたすらに不快だった。

ユーリャの私物のビデオカメラのはずなのに設定が日本語表示になっていたのはなぜだろう。
nagisa

nagisaの感想・評価

3.5
ユーリャとライカ、すれ違ってしまう互いの愛。失ってから気付く素直な自分の気持ち。

上映後、登場した主演のお二人は映画のなかと同じくとってもチャーミングでした。
モスクワを舞台にした、謎めいた日本人少女ライカと女優志望のロシア人少女ユーリャのラブストーリー。
何十年もスタイルが変わらない今関流女の子映画だが、LGBT弾圧を進めるプーチン政権に色々喧嘩売ってる。
ライカは本名でなく、スプートニクに乗って星になったライカ犬から。
しかし映画が始まっていつまでたっても、これがどこへ向かう作品なのか見えてこず、居心地が悪い。
タイトルロールのライカは、不思議ちゃんというより完全に精神を病んでる人にしか見えず、彼女に振り回されるユーリャの方も、キャラ造形が表層的で感情移入を阻む。
結局、なぜユーリャがストーカーにしか見えないライカを愛するのか、特別な存在になるのかが最後までよく分からない。
その辺の核心の感情は、全部セリフで語ってるだけだから説得力がないんだな。
ムードは良いし、キャストは頑張ってるんだけど、ちょっと残念な仕上がりだった。
ササ

ササの感想・評価

1.5
ヒモメンヘラ女に人生をめちゃくちゃにされる女の子のお話。
全然集中できなかった。トラウマ寄りか未来寄りか、お話の方向性が中途半端だからかなあ。
 ストーリー★
    撮影★★
    役者★★
ロケーション★★★★

ライカが着ていたアノ衣裳が結局、作品最後まで
個人的にどうも受け付けられませんでした。

2018年2月に映画館で鑑賞
TomoHojo

TomoHojoの感想・評価

3.7
初日舞台挨拶付上映鑑賞。

決してLGBTや同性愛がメインテーマではなく、ある2人の女性の純粋無垢なラブストーリー。

日本人のライカちゃんが、天然キャラ丸出しで、一際目立つ程可愛く、同性愛映画にありがちなエロさは全くなく、非常にポップな感覚でストーリーは進行していく。そして、愛情も感情も度が行き過ぎると、すれ違いが生じてきてしまうんだなと痛感させられる。これは男女や性別問わず必ず存在する事。

全編モスクワロケの為、現地の独特な雰囲気も十二分に描写されていて非常に興味深い。

個人的な意見になってしまうが、ロシア人女優も含め、もう少し演出面でもパンチが欲しかったかなと。。。そこだけが残念なポイント。でも、ここまでやったんだから、単館1日1回上映はないんじゃないだろうか???
女の子同士の情熱的な恋愛映画というと、第66回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「アデル、ブルーは熱い色」を想起する。
「アイコ十六歳」「クレヴァニ、愛のトンネル」の今関あきよし監督が、オール・モスクワ・ロケを敢行して描くのは、大人に脱皮しようとしているロシアと日本の女の子同士の甘くて切ない恋愛劇。
「アデル、ブルーは熱い色」は大胆な性愛描写と、それを演じ切ったレア・セドゥーとアデル・エグザルコプロスが話題になったが、本作では同性愛劇のドロドロとした部分やエロチックさは抑えめで、ある意味ポップな感覚で物語が展開する。
それは、パステルカラーに彩られた映像や、所々に挿入される可愛いアニメーション、そして何と言ってもヒロイン・ライカの存在そのものに表れている。
タイトルの「ライカ」はロシアのスプートニク2号に乗せられたメス犬の名前で、ヒロインはこの犬の名前を自称している。
何故ヒロインが宇宙開発の為に片道切符のロケットに乗せられた犬の名前を自称するのか、物語の進行と共に描かれる彼女の境遇によって朧げながら分かってくる。
友情から愛情へ、心も体も固く結ばれている筈の2人だが、愛すれば愛する程にちょっとしたことで歯車が噛み合わなくなる。
果たして2人の恋は何処に辿り着くのか?
我々が知っているモスクワだけでなく、歴史と現代性が同居するこのロシアの首都の美しさの中で紡がれるこの恋愛劇は夢物語のような儚さがある。
m

mの感想・評価

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今関節炸裂!
とってもかわいい作品
ロシア人って本当なんであんな美しいのかな〜!