Soul Odyssey - ユーラシアを探しての作品情報・感想・評価

Soul Odyssey - ユーラシアを探して2016年製作の映画)

製作国:

上映時間:108分

3.9

「Soul Odyssey - ユーラシアを探して」に投稿された感想・評価

デジタル的な世界の捉え方じゃなくて
アナログ的な連続的な世界の捉え方を教えてくれる。
「その連続の中に自分たちもいるんだ!」
という気づき。
すごく空間的だなーと思う。

飛行機じゃなくて、
陸路で旅したくなるなー
深夜特急の続きを読もう
MM

MMの感想・評価

4.4
個人的には様々なイメージに自分の内なる魂がいわゆるシンクロを生じてそれはそれは感動感激嗚咽レベルの号泣に終始したのでした。

と同時に、登場する人々の言葉がひとつひとつ豊かなインスピレーションを発しているのは、やはりその場処に生きる時間がとても手触りのあるリアリティに満ちているからなのだろうと思った。都市生活者はまずそこをクリアリングすることが修行だ。
その"言葉"を引き出してゆく力と構成の整い方、は紛れもなく渡邊監督の真っ直ぐな視点と知性によるものなのだろうと思う。

そして同様に"魂の旅"とはひと処に籠って意識を地球の裏側や宇宙の果てに巡らせることのみならず、むしろその乗り物=身体伴ってこそ深まり輝きを増すことであろうと、あらためて純粋なクリエィティビティで目の覚める思いだった。

この作品に出会えて幸せです。
Yoshmon

Yoshmonの感想・評価

4.4
インドネシアの世界人権映画祭(IFFPIE)にてInternational Awards of Excellence(国際優秀賞)とストーリー賞を受賞した作品。

渋谷Uplinkにて鑑賞。

分断されたヨーロッパとアジアを一つの大陸文化『ユーラシア (Euro + Asia)』にするべく活動をしていたドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスと韓国人アーティストのナムジュン・パイクの2名に影響を受けて、ユーラシア大陸を横断する渡辺真也監督自身の旅を記録した作品。

大陸横断はドイツはベルリンから始まり、ポーランド → ウクライナ → グルジア → アゼルバイジャン → カザフスタン → ウズベキスタン → キルギス → ロシア → モンゴル → 中国 → 韓国 → 日本は静岡へと13の国を周るのだが、まるで「しりとり」のように文化がひとつながりになる様を映し出していてとても惹きつけられた。

ユーラシア大陸を繋げるキーワードは『白鳥』。

こういう見方をすると地球という星一つに私たちは一つとして、一繋がりで生きている感覚を覚える。国境は私たちが造った隔たりでしかない。

それと渡辺監督が現地で出会った人たちとの出逢いや触れ合いも観てると、旅の魅力も存分に伝わってきて微笑ましくも羨ましいシーンが多かったな。

道中、シルクロードを望む風景やキルギス人のような日本人のルーツとされる人たちの生活を垣間見れたのも良かった。

Uplinkでは上映後、渡辺監督と美術文明史家の鶴岡真弓さんの対談もとても興味深く聴くことができた。お二人の考察、洞察がものすごい。
考えれば考えるほど深みのある作品。一晩でたくさんのことを観て、聴いたので少しずつ反芻しながら整理していこう。

地理や歴史、言語学の知識が多少ないとキャッチアップするのが少々大変もしれないけれど、好奇心を刺激される作品。
渡辺監督の第2作目も今から期待^^