湾生回家の作品情報・感想・評価・動画配信

「湾生回家」に投稿された感想・評価

bana

banaの感想・評価

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人間の、自分のルーツへの渇望とでも言うような感情の激しさ。片山千歳さん、あなたはどんな人だったんですか?
miyagi

miyagiの感想・評価

3.0
戦争における、国境と民族意識がもたらす悲劇に、隔絶された人々。
故郷である台湾で、幼き頃の表情を取り戻す日本人たち。
湾生なんて呼び方があること自体知らなかった。

とはいえ少し構成に難があるように感じられた。
インタビューのみの取材で、時代考証の取材パートがなかったのが、置き去り感を醸し出す。
自宅で観るにはしんどい。
notitle

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3.6
統治時代に、台湾で生まれた日本人達のドキュメント。これが全てではないと思うが、彼らは共存していたようにみえる。口を揃え、台湾への愛を語り、現地の人達と手を取り懐かしむ姿は少し異様にさえみえる。唯、充分な理由が鏤められている。良き作品。
なんとも言えないほど台湾の人々の優しさに助けられた映画なんだろう。今回初めて湾生という言葉を知る。湾生にとって台湾は、いい思い出しかない。そこには、日本が行った事で良い事悪い事があると表現はしているが全般的に良かった台湾の印象しか残らなかった。それは、湾生の人達の想いがそうさせ途中に挟み込まれるアニメで余計に増幅させられる。後半描かれる台湾で捨てられたと思っている祖母の母の足跡を辿る旅は、結果良しにしているところが見てる当方にしてみると複雑な感じがする。台湾からの引揚者と満州からの引揚者でこうも違うのかと世の理不尽さを感じざる得ない。
kurage

kurageの感想・評価

4.3
上質なドキュメンタリー。台湾と日本の歴史を個人の人生のドラマから紐解く。現代に生きる人間も、過去になれば歴史となる。いま、我々は時代に翻弄されない人生を送れているのだろうか。

このレビューはネタバレを含みます

台湾生まれの日本人「湾生」たちの、再訪の経緯が人工的すぎる。エンディングで、唐突に「湾生たちに、台湾側からのプレゼント」がされるのがおかしいと、感じたが。
原作となった書籍の著者でこの映画のプロデューサーの女性が、「自分は湾生の孫」と経歴詐称をしていたとのこと。色々とモヤモヤする映画だ。
知桃

知桃の感想・評価

4.3
本当に素晴らしかった。
アジアと日本を繋ぐ映画祭のオープニングに相応しい作品。

日本統治の善と悪、両方に触れながらも映画の視点はあくまで民の目線。
台湾で生まれ育ち、日本を知らない日本人が戦後半強制的に本土へ帰国させられ思うのは、台湾への郷愁。

幼馴染みは台湾人。
60年の時を経ても日本語を忘れず、一目見ただけで名前を当て笑い合える友だち。

紛れもなく、故郷は台湾。

そして、台湾に残らざるを得なかった人たちの家族への思い。
思慕と諦感。
60年以上経って再び繋がる母と子の絆。
繋げるのは現代を生きる見知らぬ台湾人と日本人。

冒頭から、涙。

大切なメッセージがたくさん詰まった作品でした。
観て良かった。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
「湾生回家」
原題「湾生回家 Wansei Back Home」
2016/11/12公開 台湾作品2019-063

私は何度も台湾に訪問しました。日本人が訪問しても温かさをかじられるアジアでは珍しい国ではないでしょうか?少しでも台湾が好きという方なら是非観てほしい台湾ドキュメンタリー映画です。
「湾生(わんせい)」は、一言で言うと「戦前に台湾で生まれた日本人」のことです。1895~1945年の日本統治下の台湾に移住した日本人の2世、3世のことです。当時、台湾で生活していた日本人は敗戦にともない、本土への引き上げを余儀なくされたんですね。
そして、タイトルにある「回家」とは直訳すると「家に帰る」ということです。この映画は、かつて故郷から離れざるをえなかった湾生の方々が、それぞれの “失った故郷” を、懐かしい人たちを訪ねるドキュメンタリーなんですね。
ドキュメンタリーなのに胸がグッとくるそんな作品です。
台湾人と日本人の関係。かつてはひとつの国として歩んでいる時期があったそんなことが、リアルに伝わってきて、日本と台湾の過去が、関係がどうあるのかが肌で理解できるそんな作品です。
所々で当時の実写や挿入されるアニメがまたグッとくるんですよね。
わたしもレビューを観ての初見でしたが、観て良かったドキュメンタリーです。

戦前の台湾で生まれ育った日本人を指す「湾生」たちが、故郷である台湾に里帰りし、懐かしい人びとを訪ねるドキュメンタリー。1895年の下関条約締結から、終戦の1945年まで、日本の統治下にあった台湾。この時代に公務員や企業の駐在員、移民として海を渡った農業従事者などが日本から台湾へと移り住んだ。彼らの大半は日本の敗戦後、中華民国の方針により、日本本土に強制送還された。その数は50万人にもおよび、そのうち、台湾で生まれ育った「湾生」は約20万人といわれている。戦後70年で高齢化した「湾生」たちが、日本から生まれ故郷の台湾の地を訪れる姿を追い、彼らの人生、引揚者の思いが描かれる。本作は台湾のアカデミー賞ともいわれる金馬奨で最優秀ドキュメンタリー作品にノミネート、大阪アジアン映画祭2016で観客賞を受賞。
mar88

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4.3
人を大切にして、土地を愛し、時代に翻弄されながらも、力強く朗らかに生き抜いてくださった方がいるからこそ、今の私たちがあるのだなとそんな当たり前の事を再確認させられました。

それは「台湾」ということに限らず。

「人を大切にしなくてはなりませんよ。
でなければ、自分ではなく後世が困りますよ。恥ずかしいですよ」とそんな事を言われている気がしました。

湾生の女性が
「平和な時代を、正しく生きる」
この言葉には、そんな事が隠されているのではないかという気がしてならない。

フォロワーの方も書いていますが「ふるさと」という曲は何故、泣けてきてしまうのだろう。
劇中、何度も流れるこの曲に胸の奥をぐっと突かれる思いになる。


湾生の方の本棚に沢山の「台湾」関連の本の中に「夜と霧」があり思わず、「あ」と声が出てた。
ミート

ミートの感想・評価

4.5
これ台北の映画館で観たんですが泣けましたね~。
ドキュメンタリーそのものよりも子が母の面影を追いかけるアニメに号泣したりして(笑)。古い日本が沢山残っている台湾で鑑賞したことが良かったのかもな~。
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