HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKYのネタバレレビュー・内容・結末

HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY2017年製作の映画)

上映日:2017年08月19日

製作国:

上映時間:124分

4.0

あらすじ

SWORD地区──。 「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨 一家」という5つのチームが拮抗するエリアは、それぞれの頭文字をとってそう呼ばれていた。バラバ ラだったSWORDのメンバーたちは、伝説のチーム「ムゲン」のリーダー・琥珀(AKIRA)率いる湾岸連合軍との“コンテナ街の戦い”に辛くも勝利。街は束の間の平和を取り戻していた。そこに突然、彗星の…

SWORD地区──。 「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨 一家」という5つのチームが拮抗するエリアは、それぞれの頭文字をとってそう呼ばれていた。バラバ ラだったSWORDのメンバーたちは、伝説のチーム「ムゲン」のリーダー・琥珀(AKIRA)率いる湾岸連合軍との“コンテナ街の戦い”に辛くも勝利。街は束の間の平和を取り戻していた。そこに突然、彗星のごとく最凶の集団が現れる。暴力で人を束ね、街全体を震え上がらせていた暴君・林蘭丸(中村蒼)率いる悪名高いスカウト集団「DOUBT」。絶大な力で監獄に君臨していた王者・ジェシー(NAOTO)を筆頭とする武闘派集団「プリズンギャング」。新たな敵は、恐怖によるSWORD支配を目論んでいた。さらに権力と癒着してカジノ建設の野望を持つ反社会組織「九龍グループ」と、その陰謀を暴こうとする琥珀、九十九(青柳翔)、雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)の激闘も絡み、SWORD地区はかつてない事態へと突入する。

「HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY」に投稿されたネタバレ・内容・結末

1のアクションが面白かったので、ドラマから見直して2を鑑賞。
スモーキーの出番が少なくて残念。
日向と村山の戦いも見たかったなぁ。
あとはターミネーターとキングコング並みのメンバー怖過ぎ。
大人数でのアクションは見てて面白かった。
\わっしょーい!/って感じのハイローだけど主題歌やあらすじ的にシリアスなのかな??って思って見たらやはり最後は\わっしょーい/って感じでした。
しかし乱闘シーンでフォー(メンディー)とノボル(町田啓太)が互角は無理がある(笑)




「どうしちまったんだよ琥珀さん‼︎」から幕開けした映画版HiGH&LOW。

「この地域には5つのチームが存在する…」でお馴染み立木文彦のPRIDE以上に漢気がダダ漏れのナレーションが鼓膜を包み込み、ピアスにタトゥーに金髪刈り上げOKと身だしなみに厳しい規則の中でバイクを乗り回し殴り合いで世の中に貢献する愛と平和と仲間がモットーの反社会的半グレ集団EXILEのメンバーが勢揃いする乱闘ファンタジーMVなんだが、あれ?どうしたオレ?
いちいち映画館で金取ってこんなもん垂れ流すなよとあれだけ嫌悪感を剥き出し全力でナメてたHiGH&LOW THE MOVIEにいつの間にかハマってる俺。
無意識の内にドラマ版HiGH&LOWにまで手を出してしまう異例の事態…。

どうしちまったんだよ、オレ!?

HEROさんが仕掛けたハイローとか言う底無し沼にどっぷり浸かったきっかけは全てHiGH&LOWがENDOFSKYから突如鬼ガチエグい進化を遂げてたからである。
一体どのような鬼ガチエグい進化を遂げたのかと言うと、DOUBT、MIGHTYWARRIORS、プリズンギャング、そして津川雅彦、岸谷五郎ら本物の893屋さんがわんさか集まった龍が如くも顔負けの悪の軍団九龍グループ。
SWORD地区を狙うありったけのチャラ悪いヤツらの中からコインの争奪戦で生き残った合格者だけで結成したSWORD反逆同盟軍で一丸となり未だかつてないSWORD潰しを仕掛けにくる鬼ガチエグい切迫した状況に置かれてるのに肝心のSWORDの奴らは団結する気一切ナシ。
てか、九龍グループだけ攻める地域間違えてないか?お前らが本当に欲しいのSWORDじゃなくて神室町じゃないのか?笑
SWORDの連中が揃いも揃ってやる気がないのならSWORD地区の未来はもうあの男に託すしかない……琥珀さん!!こんな時頼れるのは琥珀さんだけ!

まず前回のハイローで琥珀さんの大切な思い出がたくさん詰まった思い出のMUGENループに散々苦しめられたファンに朗報。琥珀さんは正気に戻った。
代わりにヘアスタイルが正気を失ったが琥珀さんはもう追想モードに入らない。迷いを断ち切り人として新たに生まれ変わってSWORD地区に帰ってきた琥珀さんはENDOFSKYではなんと……ワゴン車に引きずられていた💦
どうしちまったんだよ琥珀さん!?Σ(゚д゚lll)

奪い合いがしやすいビッグサイズのUSBメモリを巡りワイルドスピードも真っ青になる日本映画史上例を見ないカーチェイスアクションの真っ最中に引きずられて死にそうになってる琥珀さん。
USB持って目的不明の海外旅行へ行ってた琥珀さん。
帰国後素手で壁を破壊してしまう琥珀さん。
「アイツらが喧嘩する事は間違っているが、アイツらが喧嘩しようとする気持ちは間違っていない。」てな言ってる事の意味がいつまでも行方不明な珍セリフを顔面どアップで言い放ってく琥珀さん。
正気に戻ったら戻ったでこっちの目が点になりそうな自由行動に出る違う意味で鬼ガチエグいパワーアップを遂げた琥珀さんの活躍に今後も目が離せないが琥珀さん1人にSWORD問題を押し付けるワケにはいかない。オレ達の問題はオレ達の拳で解決する!
そうと決まればここから鬼ガチエグい進化を遂げたHiGH&LOWTHE MOVIE2 ENDOFSKYのはじまりはじまり!!
これから始まる100年に1度のSWORD祭り参加を拒否って土壇場で辞退する空気読めてないマジメな子たちも何人かいたがSWORDもコインの取り合いで選抜メンバー決めろよ(笑)

ようやく場の空気を察しWhite Rascals、山王連合会、鬼邪高校、RUDEBOYS、達磨一家の順にSWORDの全チームがワンテンポずつ遅れて大集結!SWORDチーム達のこのいちいちタイミング良過ぎる登場感がヤバイ!てかとっとと来いよお前ら笑
ピンチになるまで奥でタバコ吸いながらスタンバってたとしか考えられない絶妙な間の遅刻。こんなカッコいい遅刻ならどこのモンスター上司も許してくれる!
ただ達磨一家の遅刻に関しては「つまり‼︎」「それが‼︎」「SWORD協定じゃああああ‼︎‼︎」のリハーサルしてたから1番来んの遅かったんじゃねえのか?と俺は達磨一家だけマジ遅刻したと思っている。笑

こうしてハイロー始まって以来鬼ガチエグい規模で拳と拳がぶつかり合うEXILEだらけのインフィニティウォーへと勃発するが、一体何百人参加してんだこの戦い⁉︎笑
前とやってる事は同じなのに鬼ガチエグい進化で前よりバトルシーンが断トツにスゴイことになってる。特にRUDEBOYS。
コイツらがハイローのアクション偏差値を高めているのは周知の事実だがENDOFSKYでもやっぱりスモーキーは抜きで、でも名刺代わりにいきなり目を疑う高所からのパルクール!喧嘩ではブレイクダンス拳法!陸上と空中を極めたこの戦い方。何なんだコイツら⁉︎最強か!!
もう「アルティメット」をRUDEBOYSでリメイクしてしまえよHEROさん!笑

俺はLDHマネーの底力を完璧に見くびっていた。
これから日本の実写映画は全てEXILEグループに任せた方がいいんでない?
今回もツッコミどころ満載だったけど、RED RAINのお兄ちゃんの死体立てかけ後放置にはかなわない。
恒例のSWORD総出演のケンカ。
次回からはケンカとか言ってられないね。
本職登場したらボコボコにされるだけじゃ済まないよー。
岸谷五朗のヤクザ役はやっぱり良い。
関口メンディー出てるwwwwww
しかも回想シーンで、「まいう~」の石塚さんみたいなオーバーオール着てて爆笑
窪田くんのチームがトリッキーですげえ!跳躍力(笑)佐野くんも跳ぶ!さすが鎧武
まじカーチェイスと大乱闘シーンは金かかってるから面白い
メンディー出てるから前作より0.1上げました
ザム2!!!! 日本語字幕がついてる!!! 1にはついてなかったのに!!!! 偉い!!!!

・JUMP AROUND ∞のイントロがBob&EarlのHarlem shuffleのイントロに似ていて、そこだけピャッとする。
・USBを巡る新たな戦いが幕を開けました。
最高
ラストでかかるメインテーマの気持ち良さたるや
脳汁ドバドバですよ
LDHにおける「ヤバい」という言葉は、この世の森羅万象に対するあらゆる肯定的な感情を総括した表現ですが、
断言します。

『HiGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY』、ヤバい。

始まってからずっっっとぶっ通しで面白くて、「面白いという感覚はこんなに長く持続するものなのか?」と脳の快楽中枢がバグったのではないかと不安になった。劇場版一作目の『THE MOVIE』はその圧倒的な面白さにより、かえってその後の私の生活一帯を支配していたのだけど、故に『END OF SKY』では何をやるんだろうというか、これ以上アメイジングなものが存在しうるのか想像がつかなかった。

想像できる人が、表現できる人たちが集まってるんだよなあHiGH&LOWチームには!!
神に感謝しろよ?

『THE MOVIE』以降の様々なプロジェクト展開を通して徹底リサーチした「観客がハイローに望むもの」を最大量ぶっこんで、観客が望む以上のボリュームに練り上げ膨らませて吐き出した超ド級エンターテインメント!キャラクターも、アクションも、美術も音楽も自らが打ち立てた記念碑を遥かに超える自己ベストをたたき出して魅せる今作、まさに「超進化」のキャッチコピーがふさわしい!

まず冒頭のMV風チーム紹介映像が永久保存版。「RUN THIS TOWN」のイントロブザーを合図に初っ端RUDE BOYSの超絶アクションに度肝を抜かれる、と同時に高まる「ハイローの世界が帰ってきた!」というワクワク感。この時点ですでにハイローを知っている人はテンション最高潮、初めての人もきっと何だかわからないけどアクションと美術にハートを掴まれたと思います。だが更にハイローは初心者を見捨てねえ!ここからシリーズ主題歌「HIGHER GROUND」に乗せた立木文彦ナレーションによる「10分で分かるハイロー」コーナーが始まります。世界観の説明から『THE MOVIE』『THE RED RAIN』のあらすじを紹介してくれる。つまり「周りが面白いって言ってるけど、ハイロー観たことないし…」という人も安心してご覧いただけるわけです。というかハイローはとりあえず劇場版で訳が分からないまま致死量のアドレナリンをブチ込まれたほうがハマると思う(体験談)。このあらすじコーナーのチーム紹介も個性全開で格好よすぎるんだよなー

そしていよいよ本編へ!
コブラちゃんが中心に立つ廃墟風のドームに、カランコロンと響く下駄の音。日向が来たことを知らせるその音で、SWORD全員集合に鼓動高鳴らせるとともに、これから始まる一大事への緊張感が高まります。このシーン、頭たちだけでなく一般メンバー同士も積極的に会話してて、コンテナ乱闘以降の時の流れと繋がりを感じてとても嬉しかったです。

『END OF SKY』は、ホワイトラスカルズとDOUBTの因縁を発端にするSWORDの物語と、九龍グループ存続に関わる重大機密が入ったUSBを巡る物語の2軸で構成されています。つまりこれまで『THE MOVIE』と『THE RED RAIN』で並行展開していた話がついにここで交わるわけです。といっても現時点ではまだ水面下での繋がりが多少見えるだけで、表向きは全くの別件として進むので、全体的にはシンプルで分かりやすいストーリーです。

USBを巡る物語の方は雨宮兄弟と琥珀&九十九の最強カルテットがメイン主人公。前作『THE RED RAIN』のポストクレジットで雅貴が琥珀さんにUSBを預けていたことが明らかになり、観客を戦慄させたわけですが…(笑)、今回その時のやり取りが明らかになり、早速泣いてしまいそうになりました。やっぱりこの時点で雅貴は死ぬ覚悟だったんじゃん…雅貴の、兄と弟がいることが自分の存在理由であり、彼らに関する時の自分自身の優先順位の低さは前作でよく知れたところですが、建前や自暴自棄ではなく当然として「家族のためなら死ねる」姿勢は破滅的な悲しさがあります。軽薄で人付き合いが多そうなのに、いざ自分の命よりも大切なUSBを預けるとなったら、過去少しだけ邂逅した(しかも喧嘩相手として!)琥珀さんてのもね…。琥珀さんも「何故俺なんだ」と尋ね、それに対してへらっと笑いながら「…MUGENの時からの付き合いだろ」と返すけれど、本人も何故かわからなくて、本当にそれしかなかったんだろうな。

その後上園会を壊滅させた雨宮兄弟は琥珀さん&九十九さんと合流し、更にIT担当の古野ちゃんを加えてさあ暴露!となるのですが、ここに新キャラ源治さんが急襲し、人知を超えたアクションパートが始まります。最強の雨宮兄弟とバーサーカー琥珀さん、死なないカラダを手に入れた九十九さんが揃ったらとんでもねえスケールの喧嘩にならないわけがない!その相手になる源治さんは人外じみた恐ろしさだった…重量級の琥珀さんを片手で持ち上げ天井にぶち込む剛力、殴られても眉一つ動かさない無表情。公開前からターミネーターの異名で呼ばれていたけど、そのホラー要素を特に抽出したようなオーラをまとっていた。多分片腕が吹っ飛び頭が半分なくなっても全速力で追いかけてくるんじゃねーかと…。演じる小林直己さんは、三代目のライブ映像などを通して動きや力の込め方で歌詞の世界観を魅せるようなダンスをされる方だと感じていましたが、セリフなしで多くを語る表現力はパフォーマーならではの妙技なのかなと思いました。

そんなターミネーター源治VS最強カルテットのカーチェイス戦は凄すぎて口が開きっぱなし。カーチェイスって長引くと飽きてくるんだけど、カーアクション×バイクアクション×格闘技とバトルを構成する要素が多いため視点が様々に切り替わるから新鮮な興奮が続く続く!特に車が横転して瓦礫に突っ込むシーンを運転席から撮影した映像とか、バイクがクラッシュした瞬間の運転者目線の映像は、何あれどうやって撮ってるの…?!また車が縦方向に空中回転するキャノンロールは、邦画ではこれが初めての実績だそうです。ハイローって観客の「観たい!」ものを詰め込んだ作品だとは既に述べたけど、スタッフの「やりたい!」ことを実践した場でもあるのが良いよね。その道のプロがやってみたいことは、私たちも見てみたいもん。もちろん自由な制作コンセプトと潤沢な資金がそれを可能にしているのだけど、これが評価されれば邦画はもっと表現バリエーション豊かになるんじゃないかなあと思います。

またこのカーチェイス、目的はUSB争奪戦なので時間制限的なハラハラ感があり、その中で繰り広げられるドラマもまた深みを増している。特に雨宮兄弟の、兄弟ならではの無言の連携が最&高!雅貴が源治からUSBを奪い取った瞬間に流れる「SIN」はタイミングが神がかりすぎてて、あれはルシファー史上最高のルシファーだった。間一髪でデータ送信が完了し、生還して一息ついたところで九十九さんに煙草を差し出す琥珀さんも、『THE MOVIE』ラストシーンのアンサーになってて良かったです。

キービジュアルで既に公開されていたように、今回源治の他にも九龍グループの重鎮全員がお披露目されます。そうそうたるメンツで圧がやばい…!彼らが一堂に会する場は大人の凄みと怖さと魅力が天井知らずに高まっていて、こんなのSWORDが適うわけないでしょ…と思っちゃうもん。

さて一方、ホワイトラスカルズVS DOUBTをメインとするSWORDの物語は、『THE MOVIE』に続くお祭り的な盛り上がりと、やるせなく心を引き裂く展開が織り交ざってめちゃくちゃに感情を揺さぶられました。

事件のきっかけになるのはDOUBT創始者の蘭丸。彼が出所したことでホワイトラスカルズとの全面抗争が激化し、そこに様々な想いを持ったSWORDやマイティウォーリアーズ、新勢力プリズンギャングが参戦し、目玉の大乱闘に繋がるという構図です。

「様々な想い」ということでまず語らずにいられないのが山王連合会シビルウォー!!内部分裂が起きるとは聞いていたけど、まさかコブラVS ダンさんだとは…。勝手にコブラVSヤマトだと思ってた。この一連の展開は観ていて本当に辛いのですが、ドラマの頃から薄々感じていたことにはっきり焦点をあててくれたので良かったです。
というのも、MUGENの流れを汲みノボルのために結成された山王連合会において、そこに直接関わりのないダンさんたちは疎外感やギャップを感じたりしないのかなとずっと思っていました。冒頭のSWORD総会で発言した通り、コブラは琥珀さんたちが手に入れたUSBの情報をリークすることで九龍を潰せると信じている。だからSWORD協定をはじめ「その先の未来」の話をしており、ここでROCKYたちを助けることが山王を助けることに繋がると考えている。でもダンさんはそこまで楽観的になれない。琥珀さんたちを信じていないわけではないけど、それ以前に現実問題としてテッツの銭湯をはじめ山王街のあちこちが地上げにあっているのだから、不確定な未来を信じて待つより、自分たち一般市民が「今」生き残る術を考えるべきだと主張する。それ故にコブラの姿勢は困っている仲間を見捨てて他所を優先しているように映る。どちらも山王を第一に考えてのことなのに、そもそものベースが違うんだよな。今作のタイトルになっている「END OF SKY」とは「青春の終わり」という意味らしいですが、ある種子供らしい、無責任な絆が揺らぐとき、彼らはどう進むのか…。純粋な友情がすべてを解決してきたハイローにおいて、この新しい展開はとても刺激的だと思いました。

ここのBGMで流れる今作の主題歌「Break into the Dark」がまた、すごくエモーショナルで…!しっとりしたバラードなのに、熱い決意も、確かな覚悟も、残虐な憎悪も、やるせない決別もすべて包み込んで心に津波を起こすパワーを持った名曲です。

この曲を背に、シビルウォーと同時に繰り広げられる衝撃的な見所が、まさかの村山vs日向ドリームマッチ!!いや今回、村山くん株が爆上がりです。SWORDの頭として自分は何をすべきか、組織の責任感と個人的な信念に基づき、喧嘩以外の方法を考え行動していた点はとても尊敬できました。山王シビルウォーでボロボロ泣いてしまうその裏で、誰もが妄想した少年漫画のようなバトルが実現してるので、感情をつかさどる脳の器官がオーバーヒートでぶっ壊れます。

さてストーリーをなぞるとそろそろ乱闘の話をすべきなのですが……その前に語らせてくれ!ジェシーについて!!
今作の新キャラにして、演じるはEXILE TRIBEの中でも満を持してのNAOTO!ということで

このキャラ好きにならない人いないでしょ?!小柄で童顔なのに凶悪な受刑者たちがしのぎを削る監獄の頂点に君臨してて、性格は至って明るく、底が読めない。その一方で信仰が篤く、主人公(コブラ)の前に突如ライバル的立ち位置として登場する。しかもテーマ曲がキャッチ―で耳に残るときた。

ハイローはもともと登場人物がめちゃくちゃ多いのだけど、そこに新キャラが加わり総勢60人となっても、全くキャラ被りが発生していないのは、演者さんたちがそれぞれ自分を投影して創り上げているからだと思います。故に全員に愛が込められているのを感じて、嫌いなキャラクターが1人もいない。だから誰のどんなシーンでも四六時中ぶっ通しで楽しい。まさに「超全員主役」とはこのこと!

さてそんな彼らによる目玉の大乱闘は…前作に負けず劣らずの多人数アクションの真骨頂であると同時に、ただ「楽しい」だけじゃないドラマがいっぱい詰まっていて、ものすごいボリューム!『THE MOVIE』では全員集合してREADY GO!だったけど、今回は乱闘の途中で援軍として次々参戦してくるので、パズルのピースがはまっていく心地よさがある。

アクションで特筆すべきなのがコブラvsジェシー!特にジェシーは格闘ゲームでしか見たことないようなコンボ&回避を実際にやるので、華麗の一言。コブラと闘るにあたり、踏んづけていた靴のかかとをきちんと履きなおす細かい仕草も、強キャラが本気をだす合図として燃えたわ~~NAOTOのアクションスキルは『ナイトヒーローNAOTO』でも有名でしたが、あれとは全く違う、遊びのある魅せプレイのような舞を見せてくれます。それと互角に渡り合うコブラとの、リズミカルな手合いは息ぴったりで、さすが三代目J Soul Brothersの絆!て感じです。山王のテーマ曲である「Do or Die」はここで初めて流れるんですよね。起死回生の合図で心に火が付くと同時に、ダンさんたちが抜けた後かかるのはちょっと切なくもあるな…。

SWORDはもちろんDOUBT、プリズンギャングと次々新しい強キャラが出てくるのに、バトルがつまらないインフレにならないのはそれぞれ全くスタイルが違うから。これこそハイローの妙技の一つといえます。だって、半分すぎてまだマイティウォーリアーズが出てないって気づいた瞬間戦慄したもん。『THE MOVIE』で雨宮兄弟の参戦によりSWORD連合軍の士気が一気に上がったのを、今度はマイティが敵方でやっちゃうって、ヤバくない?

総勢8チームが入り乱れる大乱戦の中でも、大将戦の蘭丸VS ROCKYは他と異なるドラマ性を多く含み、比類なき存在感がありました。血まみれになって、それでも立ち上がり、瞳に爛々と意志を灯し笑みを浮かべるROCKY、それを見て途端に恐怖と、焦燥感と、憎悪と、こらえきれない嫉妬が弾ける蘭丸の一瞬の変化に総毛立ちました。狂気という名で抑えつけていた幼児性が一気に暴露された。親へのトラウマを抱え同じように悲惨な幼少期を過ごしていながら、大人になったROCKYと子供のままの蘭丸。その差を蘭丸自身が直視してしまった瞬間、ぶつかり合った拳が割れ、初めて「痛み」を露わにする。その後はもう、形勢逆転の気持ちよさよりも、ただただ彼という人間が可哀想でならなかったです。拳一つに背負ってきた人生と、信念と、相手との関係性を乗せる。とても雄弁なアクションでした。

そして物語はラストスパートへ…
SWORDとDOUBTの前に現れた義信会長の格の違うオーラは凄まじかったです。「悪のカリスマ」と言われていた蘭丸をぼろくずのように踏みつけ、胸熱く糾ってきた絆を「仲間でつるんで人並み以上になった気でいやがる」と一蹴する。ここで観客もとんでもない価値観の崩壊を体感するわけです。
だってここまで2時間泣いて笑って楽しんだドラマを全否定ですよ。そして悟る。次回作『FINAL MISSION』は今までとは全く違った闘いになると。

最後に、『END OF SKY』はドラマ版へのオマージュが多かったように思います。特に、S1第1話。ノボルが闘っていたり、全員がお揃いの黒いバンダナを持っていたり。2話以降との時系列が一致せず「連載前の読み切り」と言われていたあの話が、今ここで大きな意味をもって繋がったのだとしたら、とんでもない仕掛けだと思います。ドラマの、つまりHiGH&LOWプロジェクトの一番冒頭で語られたコブラの独白「あの頃の俺たちは、まだ痛みを知らないガキだった」「俺たちは、何のためにその拳を振るっていたのか」『FINAL MISSION』でそのアンサーが得られるのだとしたら―たまらなくゾクゾクするその瞬間を、怖れながらも待ちきれません。
邦画のアクション最高峰だと思う!

パルクールはもちろん、身体能力が高すぎるキャストで作られているので意味不明な動きがたくさん!
雨宮兄弟とムゲンのバイク&カーアクションは長いったら長いが飽きない勢いと見せ場でずっと見ていられる。
九十九さんが俳優自らフロントガラス割りをしているのには衝撃…

「全員主役」が当てはまるいい作品

初見でも安心な冒頭の説明とチーム紹介が!!鬼邪高の紹介が水属性付きでよき🐳

ストーリーは……ノーコメントだが勢いがあればなんとでもなる!邦画アクションを観るならコレ!!

EXILEの苦手意識を吹っ飛ばされた…
ラストが…。ファンからしてはドキドキで、次が気になりすぎる終わり方でした。