フラハティのように映像それ自体で感動させる映画監督、日本には清水宏がいたということを再認識させられる傑作だった。
演者の台詞の抑揚の無さが過剰じゃないかと思うシーンも多々あったけど、キアロスタミら…
「この映画の子供たちに見覚えはありませんか」
衝撃的なテロップで映画は始まる。
実際に清水監督が預かっていた戦災孤児に演技をつけたというわけらしい。
戦後すぐの映画のリアリティを感じる。
「蜂の巣…
実際に戦争孤児を引き取って育てていた清水宏が、孤児に演技を付けて作ったドラマ。帰る場所のない復員兵と、下関の駅で出会った子供たちが、復員兵の育った救護施設を目指して旅をする。録音状況は厳しいが、戦後…
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