明日は日本晴れの作品情報・感想・評価

明日は日本晴れ1948年製作の映画)

製作国:

上映時間:65分

4.2

『明日は日本晴れ』に投稿された感想・評価

3.7

物語の前半は運転手を中心に据えて、画面中に乗客の顔を配置するような構図がしばしば見られたけど、どんどん人が減っていって、そこではもう観客の気付かぬうちにメロドラマが始まっている。その間に合わなさが逆…

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tntn
4.6

清水宏の映画には、「ノーマル」を逸脱する人が当たり前に登場することで「ノーマル」という概念そのものが骨抜きにされる構図が常にある。
追い越される人と追い越すバスの視線のドラマが『ありがたうさん』だと…

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4.0
一時間の作品だけど、不思議なぐらい全登場人物のキャラクターが立っていて、濃密。

バスの移動から始まる冒頭から(たしか窓の外に財布を投げる描写が描かれてたはずだが、初めて大学時代に自分で映画を撮った時に全く同じ描写をしたこもがあるので密かに興奮した)、いかにも清水宏的な主題が繰り…

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今の時代には抵抗のある言葉がどんどん出てくるかと思えば、びっくりするような恰好良いショットもあり。
戦争で傷を負った人々が、それぞれの目的地を目指して乗り合うバスという設定が素晴らしい。
シネマヴェ…

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モーターショーのバスの仕事していたので、見れてよかった。演劇的な脚本だと感じた。
flyone
-

『有りがたうさん』と同じくいわば「バス映画」だが、『明日は日本晴れ』は、もっぱら停滞の映画だ。バスの故障で立ち往生を余儀なくされたバスの乗客、運転手、添乗員。彼ら/彼女らは、やがて歩いたり通りがかっ…

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故障したバス、乗客総動員でバスを押し、散り散りになる乗客、その場に留まる乗客 
1948年、この長閑さの裏にある政治性を感じずにいられない 
「有りがたうさん」は遠い彼方

山の中腹でエンコした乗合バスに居合わせた運転手、車掌のほか、東京から里帰りした踊り子、戦争で片足を失った男、あんまなどが繰り広げる一期一会の会話劇を中心としている。

ほとんどのシーンが山あいでのロ…

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珍獣
5.0

美しいショットの数々。

戦後間もない地方の山道、それぞれ境遇の違う乗客たちが故障したバスを押すというあらすじが素晴らしい。

バスは戦後日本の象徴で、乗客たちは戦争で何かしらの傷を負った人々だ。

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