月子の作品情報・感想・評価

月子2017年製作の映画)

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:122分

3.4

あらすじ

「月子」に投稿された感想・評価

明日葉

明日葉の感想・評価

4.7
見逃して、ずっと機会をうかがっていました。やっと観れた。
ラストシーンは辛い気持ちになりました。
でも、パンフレットを読んだら救われた。幾つにも分岐することができる物語か…
月子、タイチ、犬を連れたおじさんの過去と未来のことを想います。
かずを

かずをの感想・評価

4.1
K's cinéma
月子がタイチを信用しきる瞬間、良い。
結果救われないけれど、この二人、なんとか生きていくなって、思わせる終わり方、いいよね。
2回観たよ。
もう一回劇場で観たいな。
18/03/25 第七藝術劇場にて

月ちゃん..

いいね!
第七藝術劇場にて鑑賞
面白くはないし、もう少し丁寧に作ってくれよとは思いますが、嫌いにはなれない映画でもあります。主人公(男)は押し付けがましいのに(プラス世間知らずのアホっていう描き方だし)、何故ヒロインは付いて行くのか、そこがよく分かんない。
はや

はやの感想・評価

3.9
「鬼談百景」や「貞子vs伽椰子」で三浦透子さんに魅かれて
彼女が主演なら観たいとおもった作品です。
そして、やはり三浦さんに度肝を抜かれました!
演技をするってどこまでを言うのかわからなくなりました。
知的障碍者を演じるということを超えていたというか...
作中で「三浦透子」にみえるシーンがいっこもなかった。
とんでもないものを持ってる人です。
それと歌声がおもいのほか透明な声で綺麗でしたね。
それに対峙できる井之脇海さんも素晴らしかったです。
井之脇さんの真っ直ぐな目と視線の定まらない三浦さんが
そのままタイチと月子の距離感となって現れていました。

ちなみにこれは個人的に感じたことでしかなく
監督がそう意図したかはわかりませんし、
正解ではないかもしれませんが...
わたしにはこの作品が
「タイチが人に関わりをもてるまでの成長物語」
なのだとおもってます。

父親とも職場の人間ともわかりあえないままで
孤独に生きてきた彼は、人を頼る術を知らなくて
なにに感謝するとかしないとかもわからなくて
(だから、もらったお金の使い方が雑で)
そんなタイチが月子という「知的障碍者」というよりは
「なかなか分かり合えない相手」と行動を共にすることで
次第に人とぶつかり合うめんどくささとか、
逆に歩み寄るための手段とかを学んでいく。
そういうお話しじゃないかと。
ずっと人に助けを求めることなくタイチは旅を続けて
お金を払うことだけで得られるものしか使用しないんですよね。
食堂とかコンビニとかホテルとか。
そんな彼が終盤ではじめて他人の無償の善意を
受けるシーンがあって
そうして困ってるときに助け合うってことを
ようやくタイチは知ったんじゃないかとおもったのです。

確かに作中の月子は重度の障碍者です。
ですが、健常者でも話しが通じない相手ってたくさんいます。
人を困らせてばかりの迷惑な人もたくさんいます。
人よりなにかしらが劣っていて
そのせいで苦労してる人もたくさんいます。
社会っていうのは、そういう厄介なことだらけです。
タイチは「月子」という名の
「社会の入り口」と出会ったのかもしれません。


ラストシーンをみたときに
とてつもないものが込み上げてきて...
一気に涙があふれました。
そこからしばらく止まらなくなって
ケイズシネマを出て、夜の新宿を泣きながら歩くという(笑)
ものすごくワケありげな人になって帰りました。
まい

まいの感想・評価

3.2
三浦透子ちゃんは凄いなあ、月子がとても可愛らしかった。
井之脇海くん(の役)が「月子」じゃなく「月ちゃん」て呼ぶの、いちいち可愛い。

タイチが月子を足で蹴ったりするシーン、そういう一見乱暴なシーンが優しくていいなあと思っていたら、
鑑賞後のトークショーで、ふたりを対等に描きたかったから井之脇海くんに「『月子に)優しくするな」と言っていたらしく、全編通して優しさしか感じなかったのであらら〜〜となってしまった

ラブホでセックスしちゃっても別によかったと思うけどな〜〜と思うけれど、それがタイチの性格と言われたらそれまで
れい

れいの感想・評価

4.7
「アレノ」「海辺の生と死」そして後に観た「二十六夜待ち」、辛い物語の間中に漂う優しさを味わいたく越川監督の作品を観にこれからも映画館に通うことでしょう。

「月子」は希望のない孤独な二人のロードムービー。山の木々が、都会の喧騒が、海の波音が二人の歩む道を傍観します。主演の井之脇海くんはこの映画で初めて観ましたが、驚くほど繊細で、その優しさが滲み出る佇まいに驚嘆。知的障害者である月子を演じた三浦透子さんよりも目を引きました(それが逆に、個人的に満点にならない原因かも)。

ちなみに、旅の中での様々な風景の中でも、二人の前の大きな波の大きな音に不安と怖さを感じました。それは私が山育ちで海に馴染みがないからという理由が大きいのですが、海辺で育った月子にはその音はどう聴こえるのか。。聞いてみたい気がします。
とにかく間が長い。
ゆえに耐えられず眠い。

ワンシーンがとにかく長いのだが、絵的な美しさがあるような気がして見ていられる。
寝てしまったが。

月子がタイミング良く自身の事を話し始めるあたりからリアリティは感じないが、演技は良い。

色々気になるところはあったが、良作。
pipe

pipeの感想・評価

3.9
とっても良かった。ただ、月子の家と震災を絡めなければもっと良かった。震災と関係ない方がきちんと孤独を描けたんじゃないかな。
kyoko

kyokoの感想・評価

3.5
「海辺の生と死」の越川道夫監督が三浦透子と井之脇海をダブル主演にして撮った作品。「海辺の~」は個人的には評価の低い作品だったけれど、その中でも井之脇海の演技が光っていたので観ることにした。

父を自殺で亡くし、家も仕事も失った青年タイチと、「家に帰りたい」と施設から逃げだした知的障害の月子のロードムービー。
というとなんだかありそうな気もするけれど、かなり無理やりな部分が多い。
施設職員と巡査を振り切って逃げた時点で「いやいやそれはないわ」と思ったが、渋谷でも巡査の職質を華麗にスルー。(ふたりの出会いの風景からして山に囲まれた地方かと思ったが関東近郊だったようだ)
パニックを起こす月子をタイチが強引に連れて歩いても、渋谷の雑踏ならまぎれられると考えたのか。誘拐で全国手配されててもおかしくない状況でそんなに都合よくはいかないだろう。

どうもこの監督は都合の悪いところや説明は無視して、自分が撮りたいところを長々と撮る傾向にあるようだ。とにかくワンシーンがいちいち長い。延々夜の暗さが続くとちょっと疲れてしまう。自殺した父親が出てくるシーンは、悲鳴が出そうになるぐらい本気で怖かった……

と、すごくこき下ろしたような書き方になってしまったけど、そこまでひどいわけではない。主演のふたりの演技、特に月子にはひきこまれた。

月子の発語は明瞭ではないけれど、耳がいい。鳥の鳴き声を聞き分けたり、歌も歌える。渋谷での雑音は聞こえ過ぎて恐怖。スクランブル交差点を上から見下ろして「みんな迷子」と呟く月子。途中で拾ったラジカセに耳をそばだてる月子。
骨壺をカラカラ言わせて持ち歩くタイチ。意志の疎通ができない月子にいらだちながら、見捨てることができないタイチ。
ひとりぼっちのふたり。

ラストはちょっと感動した。
君たちこれからどうするんだい?と思わないでもないけれど。

ポスターの「この星は誰のもの?」というコピーは、月子の家があった場所と関係しているようだ。
帰るべき場所が失われることへの恐怖。みんな迷子。おそらく監督が真に伝えたいテーマはそこなんだろう。
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