2022/8/2
最初から最後まで、主人公の女性が無表情のまま。彼女の問いかけにきちんと答える人はなく、理不尽な扱いを受けるばかり。が、郵便局員や刑務所員には小包返送の疑問を投げ掛けられるのに、見る…
"全て手配した。準備は整ってるから。行けばわかる"
人間を人間扱いしないロシアの社会の闇をウクライナの監督が痛烈な皮肉を込めて風刺。ある意味通常運転、少しのファンタジーも込めて。猛獣は紳士の顔をして…
訴えたい社会が透けて見える寓話という逃げ、漫画みたいに分かりやすい底辺の住人と型通りの混乱、リアクションありきで次の人物が現れる段取りでしかない構成、物語の何処かで見かけた人たちが全員集まる晩餐会が…
>>続きを読むウクライナ出身の国葬などで
話題の鬼才セルゲイ監督。
ずっと作品などはきになっていたが
ウクライナ出身なこともあり
内容的にも色々と考えてしまった。
刑務所にいる夫に送った
小包が返送される。
夫…
ウクライナ出身のセルゲイ・ロズニツァ監督による、ロシアにおける全体主義国家の腐敗や不条理を描いたリアリティのある寓話。
ドストエフスキーの短編『やさしい女』からインスパイアされたという作品。
ブ…
【第70回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『霧の中』に続きウクライナのセルゲイ・ロズニツァ監督作品。ドストエフスキーの短編「やさしい女」にインスパイアされた作品で、ロシア国家の腐敗、不条理…
差し入れを返送された女の踏んだり蹴ったり物語…。
ロシアの村はずれに一人で暮らす女性。ある日、収監中の夫に送った小包が何の説明もなく返送される。
ただ「差出人に返送」と書かれた用紙→どういうこっち…
現代ロシアの地獄巡り。
服役中の夫への差し入れが返送された女性は刑務所の街へと向かうが、そこには弱者を食い物にする人々が蠢いていた。
バスや電車での荒々しい雑談は『インフル病みのペトロフ家』、人倫の…