主人公のお願いは、日本だったら確か自⚫幇助っていう罪ですよね。
だけど、このお願いがないことには話が始まらないし、この突飛な依頼こそ、メッセージを読み解く重要なアイテムなんですよね。
腑に落ち…
昔話にでもありそうなごくシンプルなプロットで、画面変化もほとんどないけれど、却ってそれが視聴者に感情を醸成するゆとりを与えてくれて、味わい深い作品になっていると感じた。映像に感情を乗せたり、映像で感…
>>続きを読む自殺の手伝いをしてくれる人を探し、主人公は車を走らせる。何人かを車に乗せ、自殺をしようとしている場所へ連れていく。時にその場で逃げられたりもしたり、連れてきた人を送り届けたり。そんなふうに、主人公は…
>>続きを読む「私は死を置き忘れて」
といったようなちょっとしたセリフが良い。
ここでいう美しい自然を作り人間を慈しんでくださる神とはアッラーのことだけど少しずつやはりキリスト教世界とは違って面白い、もとは同じな…
主人公が死ぬ場所までのぐるぐると長い道のりがドラゴンボールで言う蛇の道のようで、そう簡単に自殺にたどり着けないような表現にみえた。車に乗せて話す人たちとの会話は、成り立っているようで成り立っていなか…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami