キアロスタミは繰り返す。
『オリーブの林をぬけて』では演技の繰り返しを行った。本作では電話をかけるために何度も丘の上まで車を走らせる。人生は繰り返しの連続。意味のないように思えることをただひたすら…
キアロスタミ作品は「友達のうちはどこ?」「桜桃の味」に引き続き3作目だが、本当に監督のスタイルが顕著に出るなーって感じ。
言ってしまえばただ歩いてしゃべって車走らせて日常を送ってるだけなのに心に響…
この『風が吹くまま』は、アッバス・キアロスタミにとっての『ジグザグ道3部作(コケール・トリロジー)』から連なる作品群の帰結点であり、その1つ手前の『桜桃の味』(1997年)と同様に、死へと向かうこと…
>>続きを読む視聴者にドキュメント制作させてるようなそんな作品。
途中まで多く情報には蓋がされ、視聴者になんの話なのか、何を求めているのか分からない。仲間もしっかりと映らなければ、宝探しの嘘の理由もまた然りであ…
めちゃくちゃ面白かった。監督の作品で捉えていることが私にすごく刺さってくる。"日常を行う"人たちが画面に映り込んでいて、彼らはチラチラと主役を見たりしていて、それがなぜか自然だと感じた。穴を掘る男が…
>>続きを読む最初、なんなのか分からなかったが、途中で、ああ、不条理劇かと思ってからは、とても楽しく観れました。
ゴトーを待ちながらのように、他人の死を待つ中、意味のわからない行動を繰り返したり、携帯が鳴るたびに…
(C)1999 MK2 PRODUCTIONS-ABBAS KIAROSTAMI