最後のおっさんの話、はい、本当にその通りでございますね…と正座で清聴
なにかと絶望したり生きる気力を失うような出来事にぶち当たるが、桜桃の味を自ら手放すことはせず小さな幸せを手繰り寄せて生きていき…
自殺を決意した男が、道ゆく人に車内から話しかけては
「明朝穴の中の自分に声をかけ、返事があれば助け、なければ土をかけてほしい」
という頼みをする、言わばそれだけの映画。
もちろん怪しすぎるため、ほ…
会話のもどかしさ、緊張感、土砂が落ちる画、静かで環境音多めだが生きる(=死ぬ)エネルギーに満ちた映画。
ふと我に返らされるメタ的なラストにどんな感想を持つか。
序盤は「ある視点」ぽいけど、結果的に…
主人公バディは何に絶望しているのか分からないが、そこが想像力を掻き立てていいのかも。
ジイさんが、悩みがあるからと死んでたら人間はいなくなっちまうみたいな台詞を吐いてたがホントにそうだと思った。
そ…
このレビューはネタバレを含みます
このときのイランの情勢がわからないけど仕事を求めている人が車を運転中の主人公に馴れ馴れしく話しかける、この空気が面白い。
そして主人公もいきなり道ゆく人に話しかける。
お茶を振る舞ってくれる人もいる…
アッバス・キアロスタミマラソン#5
砂ばかりの景色だからわずかな緑がすごく映える。
案外1人でいたい時には周りに誰かいて欲しいのかも。
主人公の乗っている白のローバーがカッコよかった。多分さら…
奇妙な頼み事を聞いてくれる人を探す男。理由や心情は出てこない。でも絶望してるはずなのに、何かと巡り合うのを期待しているかのような雰囲気が良かった。とてもフラットな感じがいい。ただこの終わり方をする映…
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荒野、そこに保護色のような
ボディーカラーのレンジローバー
それだけで目の保養
メンヘラおじさん、
最後のドライブ
彼に何があったのかが
全く語られないところが特にいい。
若者は自分の置か…
(C)1997 Abbas Kiarostami