愉快ならざる展開でありながら惹きつけられるものはあり、くどくどしい回り道をとってようやく事件解決か!! となったら・・・・・
すっきりしないエンディングでありつつも、「これがアメリカ!これぞアメリカ…
映画『スリービルボード』
大概の賞レースにおける助演男優賞は、
サム・ロックウェルに間違いない。
久々、鳥肌たったよ。
かといって、演者たちだけの
演技合戦に終始せず、
物語もかなりの厚みがあ…
登場人物1人1人が良かれと思ってした行動が全てうまくいかず、なのに最後は少し温かい気持ちになる不思議な作品です。
3枚の看板からここまで話を膨らませれるのかと驚きます。
この作品でフランシスマクドー…
このレビューはネタバレを含みます
凄惨な事件を前提としているためユーモアは抑えたという内容ながら、観客を引っ張っていく脚本の上手さ、流れを遮ることのないブラックユーモア要素、復讐ターンの連続においてのやり返しの動機付けや各登場人物が…
>>続きを読む良くも悪くもみんな真っ直ぐさをもっている。だから許せないと思ったら復讐するし、その時には暴力だって惜しまない。そんな復讐の連鎖の中で、その無意味さに気づき新たに行動する者、復讐の中にある微かな希望に…
>>続きを読むずっとゲスな野郎がいなくなりますように。こんな事件が起きなければ何もなかったのに。犯人の輪郭がボヤけてるせいで、復讐が止まらない。何したってそこに結びつくし、皆がそうさせてもくる。
虚しさと絶望が…
背中で語る姿が頭に残る。
感情をぶつけ合い、自分を正しくするために言葉を使う。
後悔や怒りって、その底に別の感情があると思っている。登場人物達のやりとりを見ながら、彼らの底にあるのは何だろうかと、没…
人は一体何と戦っているのか?
闘争心を煽られながら、虚しく、でも爽快な脚本。
第一印象を逆手に取った登場人物達も見ていて飽きが来ない。
淀み無く流れる川の様な物語。
安定のサーチライト映画。
節…
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