私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実の作品情報・感想・評価

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私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実2016年製作の映画)

I Called Him Morgan

上映日:2017年12月16日

製作国:

上映時間:91分

3.6

あらすじ

「私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実」に投稿された感想・評価

本当の意味でリー・モーガンというJAZZ青年の天才ストーリーをおっ始めたのがヘレンなら終わらせたのもヘレン。もはやこれについて外野がとやかく言えるものではないんじゃないか。ヘレンがいなかったら恐らくただのラッパ吹き少年の野垂れ死にで終わってたはずだから。残してくれたモノを味わうだけだ。『🎵月の砂漠』なんかいい感じで吹いてるよな。
若き日のイカしたリーモーガンとその取り巻き連中がタイラーザクリエイターとOdd Futureに見えて仕方ないが。ともあれ。
愛人侍らせた有頂天野郎が痴情の縺れで射殺された、というような短絡や美化された鉤括弧付きの伝説に騙されてはいけない。
絶望的転落と再生の果てに静寂の水槽を見つめるリーの眼差しや、13歳にして母になるヘレンの幼少期から語られる変転する人生のストーリーはトニモリスンの小説のように壮大な一編の詩である。
こんなに若くして死んでいたとは。
愛と涙とジャズ
ユニオンの協賛からも中々好きモノ用でもあります。
norim

norimの感想・評価

4.0
失われた才能はあまりに大きかった。ただただ切ない、そういう映画。

天才と言われたトランペッターのリー・モーガンは1972年2月19日深夜、イースト・ヴィレッジのジャズ・クラブ『スラッグス』で妻でありマネージャーでもあったヘレン・モーガンによって射殺された。そこまでの経緯を何人かの証言者、そしてヘレン・モーガン本人へのインタビューを織り交ぜて検証する。雪のマンハッタンの描写が美しくも儚く、モーガンの音楽はどこか悲しい。

ジャズファンにはよく知れた史実以外の事実はあまり見当たらないので、普通のドキュメンタリーという感じではない。しかしあの夜に至るまでの経緯を詩的に、美しく描くことでその切なさを見事に表現している。誰が悪いわけでもなく、運命の糸があの夜に導かれる過程はやはり悲しい。そこにはこの時期数多くいた才能に押しつぶされたジャズマンの姿があった。
U

Uの感想・評価

3.5
リー・モーガンのトランペットの音色、劇中流れる音楽がとてもいい。


大きな成功の陰でモーガンを再起させサポートし続けたパートナーのヘレン二人にとって悲しすぎる結末だった。
yu

yuの感想・評価

4.0
リーを立ち直らせたヘレン・モーガンへのインタビューを軸に展開していく、リーのドキュメンタリー

当時、リーとともにセッションした仲間たちの話や、関係者の話、隣人との付き合いなど、リーとヘレンに関してとても学んだ。

またこの時代についてもたくさん触れられていて時代背景(カルチャーやファッションなど)も素敵で見ていて楽しかった。

リーの曲がどのようにでき、どのように聞くべきなのか少しわかった気がする。
ジャズをもっと知りたいと思う気持ちが強くなってきた。
mikiya

mikiyaの感想・評価

3.5
華やかで煌びやかな音、圧倒的カリスマ性を支えてたのも、殺してしまったのもヘレンだったんだなと思う。リーモーガンの縦横無尽なトランペットは自分が死ぬまで聴き続けたい音楽の一つと改めて感じた。
NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.0
劇中の登場人物でそこそこ聞いたのはアートブレイキーとチックコリアくらいのもの。恥ずかしながらリーモーガンってジャズメッセンジャーズのトランペッターだったのね!くらいの素人なのですが、とにかく音楽はもちろんクールな映像と裏拍でリリックのようなジャズマンのインタビューや語られる50年代後半のNYだったりフィラデルフィアの世界観がとんでもなくCOOL。これは制作サイドをはじめ登場人物全てがただのリスナーでなく演奏者だからこそ成し得る映像のグルーブ感なのだろうと思わせられる。
事件に思い入れはないし、ドキュメンタリーとしては大して面白いとは思えないものの、なんなら一緒に観た「勝手にふるえてろ」よりも。。。とりあえず、映画館で観れてよかったかな。
こめ

こめの感想・評価

-
「危険な関係」で流れるアートブレイキー&ジャズメンセッシャーズの曲がマジのマジでカッケーだったのでみた

ジャズしてる映像がすごくよい
てか面白かった‼︎音も良い‼︎
msy

msyの感想・評価

4.0
リー・モーガン、予備知識は
トランペットの人っていうだけ。
それでよくモダンジャズ好きとか言うなと
自分でも思いますが
でも好きなもんは好きやから劇場へ行った。

トランペットの人で初めて買ったアルバムは
ディジー・ガレスピー。
冒頭に彼のバンドとリー・モーガンのライブ。
それが劇場の音響で聴けて感激する。
スクリーンへは当時の画像が
挿入されるにとどまり
しかしそこへはいモーガンのソロきたきた
若くて張り切ってるでしょ?スゴイでしょ?
みたいな当時のミュージシャンの
回想コメントが乗っかってくるのでこっちも
すんごい胸高鳴ってくる。ほ、ほんまや…
ウチもそう思う…!
このホーム感。
お出迎えが優しい。
ガレスピーが曲がったトランペットを
吹いていたことを初めて知った。
自分が持っていたアルバムのジャケットは
どれも普通のトランペットだったので、
今回勉強になりました。
その曲がった「アップベル」をモーガンも
吹いていた!
勉強なる〜面白い〜

リー・モーガン、手足の長い9頭身
超スタイリッシュ男子やったんですね。
本作で見ることのできるポートレートや映像、
どれもフォトジェニックで
めちゃくちゃオシャレなんです彼。

対して姉さん女房のヘレンは
撮られる事が苦手だったらしく映像が
ほとんどない。
本作のポスターは貴重な二人の写真。

ドラッグに溺れるモーガンを助け
仕事もサポートし
立ち直らせたと思ったら別に女を作られて
しまったヘレンが
モーガンを射殺するある冬の夜。

モーガン側からはミュージシャンの仲間や関係者のインタビュー、
ヘレン側からは晩年に彼女が残した
肉声の音源を証言として
その夜までの出来事を追うシンプルな
ドキュメンタリーで
特にヘレンの語りは淡々としている。
「スラッグス」から
ジャケット一枚で放り出されたから寒くて
コートを取りに戻ったのって。
スゴイ修羅場なのですけどね。淡々と。

遠い昔の喧騒を今更引っ張り出した本作で
後世の私に伝わったこと。それは
ヘレンという女性が
モーガンをいかに支えたか、また
その献身によってしか生み出されなかった
アルバムが確実にある。

驚いたのはヘレンが内縁であったことと
かつての「別の女」が本作で
インタビューに応じているということ、
本作では触れられてませんでしたが
ヘレンの前には日系人のKIKO という
妻がいたこと。KIKO はドラッグ漬けのモーガンから暴力を振るわれる他諸々、諸々があってのち
彼の元を去ったそうですが正式に離婚していなかったそうです。
彼の人生短かすぎるが太すぎる。

私は今日The Procrastinator聴きながら
ダラダラ過ごしたいと思います。
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