ラモツォの亡命ノートの作品情報・感想・評価

ラモツォの亡命ノート2017年製作の映画)

上映日:2017年11月18日

製作国:

上映時間:93分

3.5

あらすじ

アメリカ・サンフランシスコ。ゴールデンゲートブリッジを車で颯爽と走るのが、主人公のラモツォ。 彼女は、亡命チベット人。夫が政治犯として中国で逮捕され、突然、故郷へ帰れなくなった。最初の亡命先は、インドのダラムサラ。そこで彼女は、道端でパンを売りながら、4人の子どもと義父母を女手ひとつで養った。 学校へ行ったことがないラモツォが、人知れず続けていたのがビデオカメラで日記をつけること。 その映像に…

アメリカ・サンフランシスコ。ゴールデンゲートブリッジを車で颯爽と走るのが、主人公のラモツォ。 彼女は、亡命チベット人。夫が政治犯として中国で逮捕され、突然、故郷へ帰れなくなった。最初の亡命先は、インドのダラムサラ。そこで彼女は、道端でパンを売りながら、4人の子どもと義父母を女手ひとつで養った。 学校へ行ったことがないラモツォが、人知れず続けていたのがビデオカメラで日記をつけること。 その映像には、歴史に翻弄されながらも、前を向いて生きる一人の女性の姿がうつっていた。 映画は、ラモツォがスイスをへてサンフランシスコに辿り着くまでの6年を、 80時間におよぶビデオ日記とともに描いた。そして、夫の釈放の日が近づいてくる。

「ラモツォの亡命ノート」に投稿された感想・評価

ii

iiの感想・評価

-
チベット出身の一人の女性の物語。
ワールドワイドに物事をみている。例えば自分の住むところが変わってしまった場合を考えてみる。
彼女は故郷から意志関係なく出ていかされ、夫はチベット市民に2008年北京オリンピックの賛否を聞いただけ(映画を撮っていた)で6年間檻の中。 愛する息子二人と娘二人は亡命したインドで英語の勉強。彼女はチベットからインドへ、そして子供達と別れスイスへそしてアメリカ サンフランシスコへ。アメリカでは経営者の老人の介護で生計を立てる。

インドで娘たちと河に行き、洗濯するのとサンフランシスコでお金持ちの老人の洗濯物を洗濯機でするのと。
物事の大体は二者間のいざこざのために困難を極める。対比して物事を観ればこんなにも簡単なことだと第三者で観客の私たちは気づく事ができる。彼女の泪がより多くの人に感受され少しでもチベット難民問題に多くの目が向けられることを祈ります。

親父が中国にいるのでなんだか、檻の中に入ってしまった夫のことを自分の父がそうなってしまったら、、、みたいなことを考えてしまって泣いてしまった
鳥

鳥の感想・評価

1.2
ドキュメンタリーというには少しお粗末な感じがした。確かにラモツォという亡命チベット人が夫を逮捕されてどんな人生になっていったのかは外観できるけれど、社会システムが何も見えない。チベットから亡命して、ダラムサラ、スイス、アメリカと正直かなり国際社会から優遇されているように見えた。ラモツォは仕事探しに苦労したとは言っているけど、子供4人とロスで大きな家に住み、車を運転して、卵が1人3つも入ったカレーを食べている。お手伝いさんでこんなにいい生活ができるのか。と絶句する。なぜ、ダラムサラでパンを焼いて売っていた亡命チベット人が、こうなったのか映画は何も語らない。個人の生活から世界や社会を描かないドキュメンタリーとはなんなのか。
Wonkavator

Wonkavatorの感想・評価

2.5
あまり政治的な部分を強く出していないのが売りなのかは定かではないが、個人的な部分に寄りすぎていて、どうでも良いシーンも多く退屈。

チベット問題を取り上げているからと行って、それだけで作品の評価が上がるのか?と言えば、それはまた別の話。
Osamu

Osamuの感想・評価

4.3
素晴らしいドキュメンタリーだった。

チベット人ラモツォの亡命後の日々。

この映画ではスリリングな事件を目撃できるわけでもなく、堪え難い葛藤を観られるわけでもない。チベットの抑圧された現状を詳しく知るとこともできない。

亡命したチベット人をただ観るだけ。それだけなのに涙がこみ上げた。

ラモツォとその家族は僕や僕の身の周りにいる人たちとは違う種類の人間だと直感した。確固たる優しさを持っているのだ。意思により優しくしているのではない。無自覚に優しいことをしている。そう感じた。

何よりもすごいと思ったのは、そんな彼女が変わらないこと。アメリカで独りぼっちでも変わらないのだ。

田舎から出てきた純朴な少年も都会の人混みに流されて変わってしまい、いつしか人混みの中に消えてしまうような現代社会で無自覚な優しさを持ち続けるなんて奇跡だと思った。

映画ではいつも人間のネガティブな面を観たいと追い求めてしまうのだけれど、ポジティブな面に泣いた。