三里塚から山形県の山間の村へ。戸数8軒の村で村人と生活を共にする、小川紳介の変わらないスタイル。冷害と稲の生育の科学的分析を村人と行う、冷風シロミナミの解明の前半は関係性と共有の獲得の作業過程。
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『1000年刻みの日時計』が見れる機会を前に、未見だったこちらも。山形県上山市古屋敷村を1年間、小川プロが住み込みで記録したドキュメンタリー。
冒頭、100年か200年前の話か、山の方は税金がかから…
このレビューはネタバレを含みます
おわりとおわりとはじまりと。スイスでの山の生活を追ったフレディ・ムーラーの我ら山人たちも良かったけどこれは更に凄かった。日本が海の中にあったことを物語る貝の化石や、昔から人が生きてきた証である矢尻や…
>>続きを読む この映画を観ていると、時間の感覚が失われてくる。
まず稲の生育についてじっくりと語られる。冷害と稲の育成の関係を科学的に見せる。僕らは稲の勉強をさせられるように思える。だが、実は「冷害に遇う村…
手作業の映画。稲作、炭焼、養蚕に従事する農民たちの手つきの記録。その手作業が撮影隊との特にパラレルになるのは稲作においてであり、山から降る冷気シロミナミの影響で壊滅的な被害を受け満足な収穫が見込めな…
>>続きを読む前半の、稲の不作と天候を検証していく1時間以上は退屈といえば退屈なんだけど、丁寧にリストや表にまとめられた仕事ぶり、村人に図解として示す手つきは不思議な魅力がある。ナレーション以外にも小川紳介の声が…
>>続きを読む藤井仁子が1930年代の文化映画と柳田國男的民俗学が、総動員体制へ向けたプロパガンダの影響下にあると論じたが、それは両者が日本国土を1つの国体(nation)へと統合するために地方を取りこもうとする…
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213分のドキュメンタリーなのに取り留めなく、個の人生は映画よりも濃かった。
夏のない古屋敷村の稲穂は悉く枯渇していき稲が米を宿す過程を「受精」と呼ぶ。やはり炭焼きで自給自足していた老婆の人生譚、夫…
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