最小限のセリフと、最小限の映像で物語や人間関係を伝えていく映画。
水の守り人たる父、
家を出た3人の兄、
町の生活に憧れる娘、
刻々とせまる近代化、
を美しい自然の映像とともに伝える。
どこにも着地…
私の心に、美しい自然と静かな叙情詩的な作品によって、何かしら神が宿る村の神秘性を感じさせられたと同時にあたかも大自然に、人間の悩みなど些細な事と無言の声で、そう言いたげな声が聴こえてきた。やはり、美…
>>続きを読む女という存在は、男にとっての女がそうである以上に、女たちにとってこそ神秘のベールに包まれているのではないか。ラストシーンに描かれる女が、湖の水面を歩きながら、ただ1人静かに濃霧に消えていったように。…
>>続きを読む水の音が心地良すぎて10回くらい寝かけた。快眠するために作られたみたいな映画。『ノスタルジア』のように霧がかった山と民族音楽で陽気に踊る村のおじさんたち。それと対照的な都会の景色や科学者の息子の実験…
>>続きを読む自然光で撮された神秘的な映像は、劇場のスクリーンで観たかった。グルジア内のアジャリア自治共和国の霧深い寒村が舞台。湿り気を帯び、ひんやりと鼻に抜ける空気が心身を清めてくれる。
神話は科学も宗教も思…
(C) BAFIS and Tremora 2017