大杉漣さん最期の主演作ということでずっと見たかった作品。
あまり陽の当たる事のない教誨師と言う職。
死を待つ死刑囚と真摯に対峙して、ある時は慰め、ある時は叱咤し、時には素直な虚しさを吐露する人間く…
大杉漣主演・プロデュース、そして遺作。
もっと早めに観に行きたかったが、アマプラにて鑑賞。
教誨歴半年の牧師佐伯(大杉)が、6人の個性的な囚人を諭すうちに、自分の過去も見つめ直すお話。何を話しても全…
死刑囚に教えを説いて安らかな死へ導くという矛盾。意味があるの?と正直思った。
でも劇中にもあるように開けてしまった穴を埋めるのではなく、ただ「開いてしまった穴を一緒に見つめる」それが佐伯の仕事で、答…
死刑制度の是非に関しては、難しい問題で簡単なお話ではないけれど、多くの人間の支えあってのこの制度なのだと再認識させられた。
とにかく全ての役者の演技が凄く、ほぼワンシチュエーションなのに飽きずに最後…
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