フェイ・グリムの作品情報・感想・評価

「フェイ・グリム」に投稿された感想・評価

犬

犬の感想・評価

3.3
玩具

ヘンリーの逃亡を幇助した罪で服役中のサイモンは、かつてヘンリーが執筆した本に重要機密が隠されている可能性を疑いはじめる
そんなある日、ヘンリーとの息子ネッドを女手ひとつで育てるフェイの元にCIAエージェントが現われ、ヘンリーの手記をフランス政府が持っていることを告げる
サイモンの釈放と引き換えにヘンリーの手記を引き取りに行くことになった彼女は、各国のスパイ戦に巻き込まれてしまう……

ハル・ハートリーによる「ヘンリー・フール3部作」の第2作

ノート

次は一転、サスペンスアクションに

過去
終盤は壮大な話になります

社会派
終わり方はなんかカッコイイです

映像が変わってる
雰囲気は相変わらず

パーカー・ポージーが良かったです
osaka

osakaの感想・評価

2.5
才能が枯渇してしまったリュックベッソンの映画見てるみたいな気持ちでした。しかも娯楽性・見世物性が一切ないので、全く面白くない。
血、裸は見せずに爆発は見せることの必然性も感じない。
ビール片手にソファで寝そべりながらみんなでゲラゲラ笑いながら観る映画。映画館で生真面目にお座りして観るには退屈すぎる。

緊迫感を出そうとしているのに、流れる空気がどうも弛緩しているのはわざとなのか。キャラが早口で捲し立てれば立てるほど失われる緊迫感。そのズレに笑ってしまう。ある意味、ハル・ハートリーの特徴のひとつである「ズレ」の極致では。
終盤の畳み掛けも特徴のひとつだと思うけど、それも今回は際立っていた。それでも弛緩しているのが逆に凄い。

サイモン・グリム(ジェームズ・アーバニアク)の顔が好きなんだよなあ。エリナ・レーヴェンソンは黒髪ボブ前髪パッツンの方が良い。
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

2.9
ゴダール大好きだから当時のアメリカの対テロに怒ってスパイ映画を作った?
『ヘンリー・フール』続編。ヘンリーが残した例の最悪な「告白」には、実は国家機密情報の暗号が秘められていた!といきなりスケールがデカくなり、それを追ってCIAや各国スパイが暗躍。舞台も欧州に飛び、遊びなのか本気なのかわかんないけど、ますますヌーヴェルバーグ、フィルムノワールに接近した感じ。傾いたアングルが虚構性を意識させるようだった。すべてはハーレム・フールの千一夜物語のように。
ヘンリーとノートはマクガフィンとなって、みんなをNYの外に引っ張り出す。成長した息子は放校になり、サイモンは刑務所から出て、「外へ出ないの?」と言われるフェイが遂に家を出て、パリやトルコを飛び回ることに。そのフェイを主人公にしたスパイサスペンス風パートは、如何にもヒッチコックやトリュフォー、ポランスキーを彷彿。『ラ・ジュテ』っぽいストップモーションのモンタージュが美味しい所でバシッと決まり、パーカー・ポージーが『日曜日が待ち遠しい!』のファニー・アルダンに重なる。
時代が進んで何気にMacや携帯が活躍し、クイーンズのあの雑貨店も小綺麗になってた。この3部作はハル・ハートリーの『グラース家』サーガなんだろか。
ハル・ハートリー☆
『ヘンリー・フール・トリロジー』
第二部『フェイ・グリム』

フェイ・グリムってゆうのは第一部のヘンリー・フールの奥さんの名前です。
今度はこの奥さんが主人公。

第一部から約9年??
奥さん綺麗になったなぁ〜!
息子くんのネッドも大きくなりました!
おんなじ役者さんが演じてるって、なんか安心感あります。

それにしても!
この第二部、すごい展開になっちゃった!
第一部の『ヘンリー・フール』が引っくり返るようなお話!

あちらでは告白ノートにワイセツな詩を書いたサイモンのサクセスストーリーがメインだったけど、実はヘンリーも告白ノートにある事を記していて。

それが突拍子もない事になっていくの!

ヘンリーってそんな凄い人だったんだ!!

これハルハさん、めちゃくちゃ楽しんで作ってますよね?!
あんまりハルハっぽくなくて、ちょっぴり海外ドラマ観てる感じでした。
それに!だって!
早く続きが観たい〜〜〜っ!

賛否両論ありそうだけど、ハルハワールドなんでもありよね。
驚きの展開でもそれがハルハ。
もう完全にハルハ魔法にかかってます。


そういえば『シンプルメン』に出てきた前髪ぱっつんエリナちゃんも出てきたの!
今度は金髪ロング美女に変身☆
どうやら甘いお菓子が大好きみたい🍩

そして今回もハルハさんお得意の”見せない戦法”が〜!
見たいのに見せてくれない物。
それは乱交シーンが見えちゃう小さなオモチャの小箱。
小箱のレンズに目を当ててハンドル回すと裸の男女のムニャムニャが。
だけどこのお話の重要アイテムなんです☆


もう一度第一部を見直したくなるような、びっくり仰天な第二部でした。
さぁ、更に8年後の第三部行ってきます♪
わぁ〜なんじゃこりゃーw
ヘンリー・フール・トリロジーの2作目にして、ハル・ハートリー屈指の怪作というか珍作。

小さな界隈の箱庭的なハートリー世界から少しばかり広がりを見せた前作から一気に飛躍して、世界を股にかけるスパイスリラーになっている。
しかし、コレがすこぶる変w
どこに転がっていくか判らないプロットや本心を汲み取りにくい登場人物たちのダイアローグが独特の味わいとスリルを醸し出すハル・ハートリー作品だけれど、本作に関してはここまで無茶苦茶だと、段々お話自体がどうでも良くなっていくのだよなぁーw
正直、まじめにやっているのか?冗談なのか?その意図が掴めない。
もしや、其れが狙いなのか?困ったもんです。
観た人誰も気になるであろう終始斜めの画面構図も、かえって素人臭い雰囲気を醸して出してて微妙…
長編デビューから20年弱、ある意味この「青さ」というか、未完成なのは、ハル・ハートリーという人らしいとも言えるのか。

麗しき「インディーズの女王」パーカー・ポージーや、お馴染みのハートリー組の出演陣、特に「ヘンリー・フール」で好きになったキャラ達の再登場はもちろん楽しい。(トイレでのフェイと初遭遇するエリナ・レーヴェンソンが電話の着信に驚くシーンは最高に可笑しいし、可愛い!)
その中ではゲスト的なジェフ・ゴールドブラムや、ヤスミン・タバイタバイ(この人の「バンディツ」は不当に過小評価されている大傑作だと思う)も楽しそうで良い。
だけども、やっぱり最期までお話についていくには忍耐が結構必要でしたw
ハートリー愛を試される一本ですな。
その他

その他の感想・評価

3.5
『ヘンリー・フール・トリロジー』三部作の第2作目。

ヘンリーに翻弄されたサイモンとフェイはやがて大きな陰謀に巻き込まれていく。

前作と一風変わってまさかのスパイもの。
1000

1000の感想・評価

4.0
旦那の黒歴史ノートを取り戻せ!
話が複層的で、必ずしもハートリーの面目躍如ではない印象を受けるが、〈トラブル〉という主題は本作においても一貫していた。
荒唐無稽すぎて、『ヘンリー・フール』はなんだったんだ……と思わせるあたり、続編としてはイマイチなのかもしれない。二次創作的な面白さはかなりあるんだが。

逃亡中の階段で諸勢力が鉢合わせになる場面は、たいへん小気味良いメタ・ユーモアだった。
画面が斜めのショットばかりなのとか、三部作とはいえちょっとヘンリーへのこじつけ感あったのは大ファンとしても微妙なとこではあったけど
それでもやっぱり全体のハルハートリー節というか、彼の人間への眼差しがいつになっても好きなので
やっぱ好きだな〜って思い直してしまった。これを初ハートリー作品にはオススメしないけど!サントラもいいよね〜〜
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