自分のことを "笑顔の入れ物" と形容したシーンで「悲しくてやりきれない」が脳内再生された。なんて強くて切ないんだ、と締め付けられた。追加されたりんちゃんとのサブエピソードが、すずを取り巻く物語の奥…
>>続きを読む明日で終戦から80年ということで鑑賞しました。
戦時中の日常を描いた本作。その日常が理不尽に奪われていく描写は本当に胸が締め付けられるような気持ちになりました。
柔らかなタッチで描かれたアニメーショ…
懸命で、穏やかで、逞しくて、愛おしい日々。
恐ろしい日々の中と葛藤の中で順応しようとしていく姿。
スズの人柄と手が本当に好き。
失った右手も残った左手も、本当に素敵。
残酷な現実でも、絵の中ではすべ…
80年前の日本。空襲・飢え・病・混乱の真っ只中。
毎日が生死の境目のような極限の生活の中、それでも逞しく耐え抜き、家族や仲間を守り、未来へ命をつないできた方々がいる。
「名もなき誰か」として日々を…
戦争を肯定するつもりは全くないが、戦争は人々の生きる目的を明確にするような働きがあると思う。国のため、家族のために戦っていた当時の人々にとって、「戦争に勝つ」という目的を達成するための苦しみは受け入…
>>続きを読む今年こそはと、終戦の時期を逃さず見れた。この世界の片隅を(さらに)丁寧に描かれていた。
戦争=原爆ではなくて、その何年も前から大変な生活を強いられていたことを認識させてくれる。
当時の人達の挫けない…
(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会