服の数だけ人生がある女性に訪れた運命の出会い
画家の男が描き出す自分の姿に虜になった女は男のために服を捨て、1つの人格にまとまり始める。
しかし、男もまた運命の出会いをして2人の関係性は一変していく…
【他人の理想通りの自分を演じる虚ろな瞳】
ヒロインのまちさんがシチュエーションや誰かに合わせた仮面を使い分けてしまうのは計算ではなくてオート機能として彼女に備わった処世術のようなものだと感じました。…
自転車を漕ぎだした先の未来、ふたたびコンテナルームが物で埋め尽くされるのか、はたまた別の誰かに赤以外で染め上げられるのでしょうか。
生きていくためにはめちゃくちゃ有利そうで他人から羨ましがられそう…
私はこの部屋でトゥリャトゥリャリャ
目の前の人の熱い世界が羨ましい
自分が作ったニセ物で吐き気がする
未完成とかそういうカッコ良いものではなくて
空っぽって苦しい
赤色の前は何色かな 渡良瀬まち…
これが劇場公開映画デビュー作となる野村奈央監督が、武蔵野美術大学の卒業制作として手がけた作品で、自主映画の祭典・PFFアワード2018に選出されたほか、数々の映画祭で上映されて注目を集めた一作。
ク…
©️NaoNomura