御成座の安楽涼✖️片山亨監督特集最終日の最終上映で、片山亨監督の「道草」。
売れない画家が、絵を認めてくれた彼女のために時流に合わせ、絵の価値に群がる人々に呑まれ大事なものを失い切ない。冒頭のゴッホ…
真実を好きになってくれた人を裏切り、金や名誉に溺れ大事なものを失ってはじめて気づく。
気づいたとき、また本当の自分になれる。
男ってやつのどうしようもなさがとてもストレートに伝わってきて、自分の過…
自分の価値を誰かの評価にしか見出だせなくなったり、変わっている自分でなければいけないと思ってしまう苦しみ。
様々な矛盾を抱えながら、どうすれば表現する側と受け取る側が純粋でいられるのか。
とても考え…
久しぶりに映画館で立てなくなった。涙が止まらなくて。
2人が出会ってからのあの初々しい過程と陽の光と共に流れる愛おしい川辺の時間。あのキュンとする瞬間から最後の2人の結末。
パートナーのためにと…
主人公の道雄はゴミ収集の仕事で生計を立てながら細々と絵を描いている。
絵で食っていくことは半ば諦めつつあったが、自分の絵を好いてくれる恋人と出会い、一念発起して絵を描き始める。
しかし一向に道雄の絵…
片山享監督の作品は剥き出しの感情!や役者のいいところを引き出す!みたいな作品が多く、それが得意分野なのだとすら思ってたが、そうではないというのが実証された作品だと思う。もちろんメインの役者2人の良い…
>>続きを読むとてもよかった。
会話や表情がすごく自然でリアルで、それゆえにすごくつらかった。ただ一緒にいたかっただけなのにね。
「価値に群がる感じ(笑)」のような他人からの評価なんかではなく自分がピュアに大事…
休日前夜にサニーデイを見るか道草をみるかの二択で迷った結果。
ニセモノの自分が評価され、後に引けなくなった末に手元に残るものは別に大して大事なものじゃなかったりする。偽るのはそれ以上に守りたいものが…