My Body ではなくOur Body
個人としての人生に絶望してしまった彼女は、ある女性との出会いによって再び立ち上がる。
ここでのランニングは人生のメタファーであるのだが、映像として走るという…
走ることで“得ていく”非正規雇用のチャヨン。反対に走ることで“削ぎ落としていく”ヒョンジュ。若さ、容姿、職歴、結婚、親からの圧力。ヒョンジュの美しい肉体に惹かれていくチャヨンもまた自らが背負っている…
>>続きを読む同化したいという欲求を描いた作品。憧れといった感情よりも、もっと重く苦い何か。
片方は小説、片方は公務員試験、それぞれ落ち続けたという同じ過去を持つ2人が、ランニングという運動を通じてさらに同化し…
誰かの人生の小さな、だけど確実に大きな一歩を繊細に描いた映画。こういう映画、もっと見たい。
チャヨンははじめの一歩をちゃんと行動に移せる人ですごいなと思った。そこから映画(人生)って進むよね、行動大…
新しいことを始めたからといって物事や思考が簡単に好転するわけじゃない。最後まで完全には表情が晴れない、あまり笑わない主人公に好感が持てた。
日本と同じかそれ以上に一度道をそれたら戻ることの難しい社会…
もう若くはない年齢なのに、上手く生きられない。頑張ってはいるけど、「いい子」にもなれない。
流されるように生きてきたチャヨンは簡単に男性と関係を持つけれど、恐らく精神的には同性愛者なのかな?ヒョ…
彼女の感覚は、自分も筋トレやランニングをしてるので共感できる部分は多かった。
ただ、この映画を通じて彼女の考え方がはっきり見えて来ませんでした。
自分もそうなのだけどだからこそ走るのかもしれない。
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