惡の華の作品情報・感想・評価・動画配信

「惡の華」に投稿された感想・評価

はる

はるの感想・評価

4.3
原作者と映画監督が相思相愛でこの企画が進んだということで、それは良いことだしこういう作品では重要なことだろう。映画を観たあとで原作を読んだが、味わいが異なってどちらも良かったし、その順番だったからこそ今作をストレートに捉えることができたのかなと思う。特に玉城ティナの仲村さんは素晴らしかった。
タイトルの元になっているボードレールの『悪の華』は読んでいないが、作中での扱いは「実はよくわからないもの」ということで、主要の4人(3人?)をつなぐツールになっている。Amazonでの紹介文には「“罪の聖書”とも“近代人の神曲”とも呼ばれ」とあったりもするが、今作は実際のところ「ボーイミーツガール」モノであり、青春モノとしても普遍性を備えた良作だと感じた。
ちなみに『みゆき』というマンガに覚えがある層にもお薦めしたい。あと『氷の微笑』ネタもある。

ネタバレになるが、映画を先行して観ていたためわかりにくい、というかあまりにもご都合主義的な展開が散見していた。ただしそれらが撮りたいシーン、映し出したいものへの配慮なのは感じられたので問題ではなかった。たとえば、なぜ佐伯さんがあの雨の中で2人を探し出せたのかを、映画を観ていた時点では仲村さんが呼んだのかと思っていたり。
今作は原作の11巻をなるべく網羅しようとしていて、約2時間で収めるのはやや無謀とも思える。しかしあの祭りを中心に据えた構成、演者たちの熱量、フェティッシュを隠さない姿勢まで含めて、しっかりとまとまっていて良いなと思うし、労作でもあると感じた。良い絵も多くあったと思う。「なかなか点かないライター」は彼女達が抱えている気持ちを示しているようで、オープニングに使われていたことからも重要なモチーフになった。

原作では常盤さんを「仲村さんに似てる」という佐伯さん。いや似ていないと思うけれど、そう言って春日がどう反応するのかを見たいのかもしれない。そして仲村さんは常盤さんを見たときに「佐伯さんに似てる」と思っただろうか。ハイブリッドな存在にも思える常盤さんだが、ちょっとした環境の差で仲村さんと常盤さんというこの二人の違いは生じるのかも。
そう考えて、仲村さんは果たしてボードレールの『悪の華』を読んでいたのかどうかは気になってくる。彼女だけが読んでいないとも思えず、であれば読んだのはいつだったか。春日よりも先だったか後だったか。そして深く理解していたのか。

春日にとっては仲村さんは「ボードレールの『悪の華』」であり、手にとって読み解こうとしても理解できないものだ。それに比べると仲村さんは春日を誰よりも深く理解していたと思える。そして彼女は自分を持て余している。それが作品の途中でわかって、時が経ってのあのラスト。この時の仲村さん=玉城ティナが見えていない時間の経過を感じさせる演じ方で、思わず唸ってしまう。

春日と仲村さんは波打ち際でびしょ濡れになるが、それはあの日浴びた灯油を洗い流すものだ。良いエンディングだったと思う。
フカヲ

フカヲの感想・評価

3.6
主人公が
「うごごごぎょーーーー!」そして発狂!(演技)
「うピピピリピーーーー!」そして発狂!(演技)
てのが中盤から5.6回あって、…だいぶアレかなと思ったんだけど、一方で妙に引っ掛かるところがある+鑑賞後感は良くて、7日間で7回観に行きました。

ブルマ+体操着+メガネの玉城ティナが、なんかに似てると思ってたんだけど、あれだ、ウルトラマン。

内容も内容だからある程度仕方ないんだけど、玉城ティナの縮尺でブルマやスク水着ても当然中学生には見えないけどサービスカットみたく入れてくれるのなら、なんかモヤモヤしていいよね〜。

おんなじような隷属関係は中学生だけじゃなく大人になっても存在し続けるわけで、エンターテイメントに昇華させることの尊さを考えたり。

おそらく現役時代から女子高生に見えないと言われ続けられてきたであろう飯豊まりえはOLにしか見えないし、主人公が彼女に惹かれ一緒に生きていこうと思い始める肝心な描写が妙に淡白なのでいつまでもキーマンに見えず、また、声のトーンが1人だけ回転数間違えたようになっているのが、役者の素に対しての対処策なのか、はたまた中学生時代との差異を醸す演出なのか、この違和感も好きになってきている。

飯豊まりえの妙に“風通しの良い”表情の醸し出す異物感、役柄の理解不能な動機と終始不可解な行動、何よりもクライマックスのそれまでの全てをぶっ壊すようなドラマ演技はどういうつもりなのか気になり、パンフと映画秘宝(井口監督と町山さんの対談が掲載)購入

(疑問1)
給食費が無くなった!と朝礼前にカバンをまさぐる女子生徒に「そういえば前日の放課後に仲村さんが教室に入っていくのを見た!」と嫌疑を向けるの、変ではなかろうか。

(疑問2)
終盤の再会に至る展開も「佐伯さんが仲村さんの引越し先を知っている」という設定上最大の強引さからの力技でペッシャンコですよ!

最初、音響いいな思ったんだけど、音楽が段々と情緒的になってきちゃって残念。
「勝手にふるえてろ」の松岡茉優ばりに玉城ティナが大立ち回りする映画を見てみたい
好みは別れると思うけど、原作も映画も私は好きだった!面白い。
ふゆ

ふゆの感想・評価

3.0
玉城ティナ可愛かった
11.27

思春期だけじゃない、ちょうど今わたしはクソムシ
あんまり
序盤は良かった気もします。
John

Johnの感想・評価

2.9
伊藤健太郎作品を観てみました

クセのある作品でめちゃめちゃ
本当に映画館で見なくてよかった。
理解できないどころか気持ち悪かった。
自分の思春期を振り返りとっても健全だったんだなと思った。
玉城ティナちゃんが、メガネかけても美人が隠せなくてキラキラし過ぎてて陰気なキャラにはどうしても見えなかった。
世界観がわからなすぎて仕事とはいえ俳優さんって大変だな、美人やハンサムに産まれて俳優にならないで本当によかったって思った作品。
クソムシってなに⁉︎
>|