オオカミの家、ネタバレありの感想文
美しい讃美歌と不気味なストップモーションアニメが織りなす悪夢だった
冒頭のシーン、暗い家の中に入っていくマリア、暗順応してだんだん家の中にある家具の輪郭が白いチ…
まさに唯一無二というか、こんな映画観たことがない。
動く壁画から立体的な造形まで、二次元と三次元がかなり流動的、即興的に関わってとてつもない表現となっている。
そして、そんな強烈な視覚情報に伴うささ…
カルト宗教で育ったマリア(出た!聖母の同じ名前)がそこを飛び出して、二匹のこぶたと暮らす話。
単純明快な童話に落とし込まれているからこそ、結構長く記憶に染みつきそう。童話って狂気的な部分を孕んでる…
まずは映像、何より映像。
予告編で期待させてきた通りの、圧倒的作り込みから来る狂気の映像体験はそれだけで一見の価値あり。
しかし個人的に最も評価できると感じたのは、ここまで電波な雰囲気を出してい…
初めて映画館で観たストップモーション作品。終始、カタカタという歪な音が流れていて、囁くような少女の声がセリフで入る。予告では未知のホラー作品で、作風や独特なタッチに惹かれた。実際に見てみると、ホラー…
>>続きを読むチリ南部のドイツ人集落から逃げ出した娘マリア。彼女は逃げた先で子ブタに「ペドロ」と「アナ」という名前をつけて育てる。そのうち子ブタたちは人のような手足が生え、人のように変化していく。そんな日々でマリ…
>>続きを読むこれぞ芸術。
わかんないけどおもろい。レオン&コシーニャの世界観にどっぷりはまれた。
俺のチープな語彙で言語化したくないくらい繊細な作品だった。
まずすごいのはコマどりの実写アニメーション(ひつ…
「ふーっと息を吹きかけて おまえを笑顔にしてやろう」
最悪で最悪で最高だった、子どもが犠牲になるストーリーにはもうノれない! とおもいつつ、それでもこういうのに大喜びしてしまうんだよなあ、己の不完…
© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018