たくさんの語りの中で最も心に響いたのは県内に避難した学校の先生の語りだった。誰もが故郷に愛着や誇りを持っているとは限らない。しかし、生まれ育った土地から突然追い立てられ、その土地の名すら隠し続けなく…
>>続きを読む監督が4年の歳月をかけて作成した170分の重厚なドキュメンタリー映画。
14名の方々へのインタビューをベースにした物語。
今、東京でまともに観れるのは、おそらく「吉祥寺ココマルシアター」だけですが…
東日本大震災の被害者の170分にも及ぶインタビュー。一般の人々の話だからとても重い。県外避難が出来たから、避難解除されたからと良かったと思うのは部外者だけ。福島産の物を買いたいけど買えない。被害者と…
>>続きを読む当事者でないと月日が経てばどこか他人事で忘れがちになってしまう…。
物理的には少しずつ復興してても精神的なケアは補償してくれない…。
それでも日々が過ぎ生きていく。
私達に出来る事はこういう思いを…
長く、しんどい3時間だった。
震災から8年が経って、テレビや新聞で何度も何度も被災者の声を聞いてきたつもりだった。でも何も分かっていなかったんだと気づいた。私たちが「忘れない」と言いながら過ごす3月…
福島の原発事故から7年の間で、福島に住む人達の身に起きた現実。
これは…、言葉にならない…。
経験していない者の立場としては、目をそらさずにひたすら話を聴き入れるのみ。
14人のインタビューか…
14人へのインタビューで、やく3時間くらいのドキュメンタリー。
見る前は、もっとカットする場面があるのではないか?
もっと短く出来るのではないか?
と思っていたが、
14人それぞれの思いを知るには…
涙なしでは観ることができなかった。
子どもを守るために戻るに戻れない人
避難先での中傷に心を病んでしまった人
学校で出身地をひた隠す子どもたち
あの日教え子を守れなかったことを悔いる先生
一生懸命…
(c)DOI Toshikuni