このレビューはネタバレを含みます
ただのコメディではなく
随所にこだわりの演出がなされていて
作り込まれている。
常に楽しい絵作りをしている印象。
岡本監督ははじめてでしたが
想像以上に楽しめました。
今でこれなんだから当時はもっと…
初っ端から最後まで爆弾が炸裂し続けるはちゃめちゃなミュージカル。伊藤雄之助の題目を舞い、浪曲を歌いあげ、暴れまくる姿の、汚らしく耄碌したさまよ! すごい。子分として脇を固める砂塚秀夫もキュート!岡本…
>>続きを読む「ジャズと狂言」
岡本喜八監督が描く爆弾のスリルを描いたコメディ作品
落ちぶれたヤクザの親分が、組を乗っ取られた仕返しに爆弾を仕掛ける物語
◆狂言から始まり、ジャズ風のミュージカルと親分を旧勢…
伊藤雄之助の親分が服役中に組を中谷一郎に乗っ取られていて、子分の爆弾狂の砂塚秀夫とともに意趣返しをするというストーリー。能やミュージカルの要素を取り入れた実験的コメディで見たことのない趣向だが、さほ…
>>続きを読むリズム良く進行するサスペンス喜劇。渡世人の孤独と政界へ臨む金銭欲を良い塩梅にミックスすれば、社会の滑稽さが浮き彫りになっていく。労働に勤しむ主人公の息子のあっけらかんとした表情も良い。世間を恨めしく…
>>続きを読むスクリーン映えする強烈な顔面!
昭和のドタバタコメディ!
一応ミュージカル要素もあり!
音楽は佐藤勝。
当時の併映作品は勅使河原宏監督の『砂の女』だったという。
奇を衒いすぎたオープニングは、そも…