映画作家ダニエル・ユイレ、ジャン=マリー・ストローブの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『映画作家ダニエル・ユイレ、ジャン=マリー・ストローブ』に投稿された感想・評価

監督インタビュー並べ,窓閉め,試写トーク,カラヤン,微笑み話,叱責,曲芸師例え,コツ・秘訣・悪巧み,ローマ人洗濯捨て,ヒッチコック好き中退同級生少女話,反応見
正式タイトル「映画作家ストローブ=ユイレ あなたの微笑はどこに隠れたの?」
「シチリア」の編集をするストローブ=ユイレを長廻しで捉える。ボケを嚙ますストローブ。
『あなたの微笑みはどこに隠れたの?』のテレビ放送用短縮版。編集が多少違うが、概ね一緒。立て続けに本編と短縮編を見たが、ラストシーン見たさに苦にならず観ることができた。
つけ忘れてた。心なしか『あなたの微笑み』より漫才みが強い。黙々と作業するユイレと気が向くままに喋り倒すストローブを通して具体的な編集作業と背景にある思想を同時に見ることができる。
4.5
映画の編集をしている人たちをさらに編集によって構成し直すバージョン違い。
短くなっただけであんまり「あなたの微笑みは〜」と変わらないけど、若干ユイレの部分が増えてるような気もする。
ストローブ=ユイレファンとしては堪らない作品。
観念的な言説が土台として必要であることをストローブは証明してくれる。

風の動き、照明、音、構図、つなぎ、カット、俳優の仕草、表情。一つの場面を何度も何度も繰り返し見直して吟味しながら編集していく。映画は相当な熱量を持って作られているんだろうなとは想像していたけど、予想…

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A
4.0

「あなたの微笑みはどこに隠れたの?」という副題はこの映画の核心を突いてると思う。見せる/見せない(隠す/隠さない)の選択こそが編集であり、真髄。2人のチームワークのよさは面白いけど、ユイレが支えてた…

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ストローブがひたすら喋り脱線する。
それを戻すユイレ。
共同作業でありながら妨害。
彼らの一挙手一投足にこだわる原理主義。
果たしえない完璧な映画を目指して。
決して変わることのない信念。
しかし、…

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夫婦漫才。

左にオレンジの光、右のドアの外は青い光。

【一番好きなシーン】
「許可してくれたら話す 許可されなくても話す」

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