異邦人の作品情報・感想・評価

「異邦人」に投稿された感想・評価

カオチ

カオチの感想・評価

2.5
マストロヤンニの水着姿
滑稽過ぎた
アンナカリーナの綺麗さよ

そんな事に気を取られない位
引き込まれる作品じゃなかった事に
凄く残念
私の頭の中で想像してたmersaultとは全く別のイメージの俳優さんが演じてて少し残念。演技も残念。元々はドロンが主演するってきいたけど…そっちのほうがよかったんじゃないかなと私は思う。でもアンナ・カリーナがマリー役でよかった。

やっぱり「太陽が眩しかったから」てのはいつ聞いてもちょっと笑ってしまう。

確かに原作通りに描かれていて、でもそれが逆に気持ち悪かった?ヴィスコンティもカミュも好きだからいい評価をあげたいけど…どっか薄っぺらい感じがして満足できなかった。
berryclan

berryclanの感想・評価

3.0
原作通り、なのに原作ほどの重さは映画には求められないなって思った。それくらい不条理
池袋・文芸坐ル・ピリエで鑑賞。(2本立て)
この頃、名画座では、やたらとヴィスコンティ監督の映画が上映されていた。

母親の死、恋人の存在、という環境において、人生の空しさを感じている男(マルチェロ・マストロヤンニ)が人を射殺してしまう。「太陽がまぶしかったから」という理由で。
死刑判決を受けて初めて彼は、自分が存在するということを感じながら、人間は必ず死ぬものという摂理を受け入れるのだが・・・という流れ。

ルキノ・ヴィスコンティ監督にしては、珍しく、一般的な観客にも分かりやすい表現にしてくれた作品であった。
最高の原作、最高の監督、最高の役者が揃って出来た最低の映画。ヴィスコティのようなタイプの天才には実存主義は描けないし、マストロヤンニの演技はムルソーの虚無を表現するには雄弁すぎた。
kuu

kuuの感想・評価

5.0
この映画の原作者はA ・カミュ私の敬愛する一人で、カミュの著作は「不条理」という概念によって特徴付けられていると私は思う。カミュの言う不条理とは、明晰な理性を保ったまま世界に対峙するときに現れる不合理性のことであり、そのような不条理な運命を目をそむけず見つめ続ける態度が「反抗」と呼ばれるキャンドルの炎の美しさに私は思わず指を差し入れ火傷をしたそれが、理性の反抗であると
。そして人間性を脅かすものに対する反抗の態度が人々の間で連帯を生むとされる。しかしプロレタリア革命を含め、あらゆる政治的暴力を忌避しようとするカミュの姿勢は盟友サルトルとの間で論争(カミュ=サルトル論争)を引き起こし、戦後文壇においてその立場を孤立させていく原因ともなった。ある意味でカミュは、左翼により近い存在だと私は思う!by アルジェリアに暮らしたことのある男
メル

メルの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作アルベール・カミュの「異邦人」
背伸びをしたい高校生の頃に友人と競争する様に読んだけれど、哲学的で難しかったし細かい所はすっかり忘れてしまった。
「それは太陽のせいだ…」というセンセーショナルな言葉しか覚えていない。
吹き替えではあるけれどヴィスコンティの今作をYoutubeで観られた事はラッキーだった。

暑い夏の日ムルソーは母親の葬儀に出たが暑さが不快なだけで悲しみは余り感じなかった。
翌日には恋人マリーとコメディ映画を観た。
そしてある日、友人の別荘に出掛け友人のケンカ相手のアラビア人を殺してしまう。
ムルソーに殺意があった訳ではない、アラビア人が先にナイフをチラつかせたのだ。
めまいがしそうな太陽の暑さの中でナイフの反射光を振り払う様にピストルを撃ったのだ。1発ならまだしも4発も…。

裁判ではムルソーが母親の葬儀で涙を見せなかった事、喪に服する事なく翌日には女と遊んだ事が集中砲火を浴びる。
母親の葬儀で泣かないのは人間としての心を持たない狂人であると…。
そして殺人の動機を聞かれムルソーは言う「太陽のせいだ…」と。

判決は「死刑」。
信仰心が無ければ人間では無い、人間性を喪失した者は狂人である、ならば死刑が妥当、という理屈。

死刑を待つムルソーに教誨師(きょうかいし)が面会に来る。
今作のメインは此処だろうと分かる位ムルソーが能弁になる。
「神を信じない」と言うムルソーに、司祭は「気の毒な男だ」と上から目線で言う。
「壁の中に神の顔を見るだろう」と司祭が言えば、「何ヶ月も見ているが壁は壁でしか無い」とムルソー。
「人間の裁きより神の裁きが大事、祈りなさい」と司祭。
ムルソーは言う「僕は自分の行為を咎められ、それに対する償いで死んでいくんだ。残された時間は貴重だ、神やあなたに費やす時間は無い」

人間に裁かれて死んでいく無神論者の心に司祭の言葉は全く無力なのだ。

この一連のやり取りはとても興味深い。
カミュが提示したかった事がはっきりと分かるし、裁判での全体主義的な考えから弾かれた者は人間扱いされない点も同じだ。

映像で残念なのはマルチェロ・マストロヤンニが中年のサラリーマンにしか見えなかった事。
ムルソーはもっと若い設定だったはず、母親の葬儀で泣かないのが不自然な位若い青年なのだ。
当時43歳のマストロヤンニでは貫禄ありすぎで親族の葬儀で泣かなくても全く不自然ではなかった(笑)

葬儀で泣く…ということで「涙女」という映画を思い出した。
中国や朝鮮半島では他人の葬儀で雇われて大泣きし報酬を貰う、仕事としての「泣き女」が今でもあるそうだ。
儒教では葬儀の時に泣く人が多い程故人の徳が高くなるという考えらしい。

日本でも戦前には奄美、八丈島などで見られたとか。
涙の量が人間性と愛情の証という事か。
あやな

あやなの感想・評価

4.0
原作は数年前に読んで衝撃を受けた作品。この映画は結構評判が悪いみたいですね、でも好きでした。
真っ白な壁に白浜は太陽の反射を映す反射板。そこに影が射すのが美しい。葬式、留置所、裁判所の舐めるような群衆の眼差しを写した長回しがとにかくインパクトがある。公衆の面前で殺されるという設定からでも見えるいい加減な群衆は「研辰の打たれ」にも通じるテーマ。
ラスト、黒い壁の部屋で黒い服を着ているのが前半と対照的。
MURANO

MURANOの感想・評価

3.5
カミュの名作をヴィスコンティが撮ってるのに知名度低いのはなぜ?って思ったり。まぁ確かに期待値には満たない作品であることも間違いないけど…。

原作の素晴らしさに及ぶ映像化なんてないと思うが、まだ「太陽が眩しい」感じだけはちゃんと出してくれてたな、とは思っています。
het

hetの感想・評価

3.5
笑いながら恋人?に愛してないよなんて言っちゃうから驚いた
何事にも無関心、全部どうでもいい感じが好きだった
人を殺した理由は、ナイフを持ってたからじゃないのかな、わからないけど
裁判がひどすぎる。お母さんの話全然関係ないのに
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