電子的迷宮/THX-1138:4EBの作品情報・感想・評価

電子的迷宮/THX-1138:4EB1967年製作の映画)

ELECTRONIC LABYRINTH THX 1138 4EB

製作国:

上映時間:15分

3.5

「電子的迷宮/THX-1138:4EB」に投稿された感想・評価

大学生のジョージ・ルーカス君が撮った15分の短編映画。
この4年後にゾエトロープ社でセルフリメイクした「THX 1138」は彼の長編デビュー作となる。

一応、当時の全米学生映画祭でグランプリを獲るほどの評価を受けているが、個人的には主人公が逃げているだけの印象で、学生映画の域を出ていないように感じる。
演出や編集が先進的だったのだろうか。今の学生映画の方がもっといろんなことやってるよ、と半世紀前の作品に技術面で張り合っても詮無いことだが…。



1/7 電子的迷宮 THX 1138 4EB DVD字幕
スピルバーグとルーカスは若い頃に逃げるあるいはコミュニティから飛び出す映画を作っているという共通点が面白い。
pika

pikaの感想・評価

4.0
ルーカスが学生時代に作った短編。
これを見たコッポラが「THX-1138」でのデビューの機会を作ったとか。

DVDの特典についていて字幕が出なかったんだが、キャラクターの台詞などはなく本編の序盤のように世界観の説明をするべく交信の音声が流れているだけなので、既にストーリーを知っている分BGM的に捉えてビジュアルと演出に集中できた。
映像とカットだけで十二分に理解できる映画的な醍醐味がありながら、音声と静かに鳴り響く音楽が映像にリズムを生んでいて面白い。
説明的なモンタージュであるわけではないのに視覚の情報、音のリズムで観客側がピースを埋めていく楽しさと言うのか、未知の近未来的SF世界を知覚しながらドラマを理解していくことが娯楽になっていて感動した。
YAMADA

YAMADAの感想・評価

3.0
表現の仕方が面白い!
わたしは、長編のよりこっちの方が好き!
YukiSano

YukiSanoの感想・評価

3.2
ジョージルーカスが学生時代に作った短編。後にコッポラによって長編リメイクされる。

50年前のルーカスが才気溢れる若者だったのが確認できる低予算なのにSFセンスの塊みたいなビジュアル。

でも暗くて寡黙な内容なのは、ルーカス自身が全然喋らない人で根暗だということで納得する。

彼の実はダークサイドな才能が、良くも悪くも発揮されたSTAR WARSシリーズの根本を見た気がする。

結局、STAR WARSは別の人たちの手に渡り、圧政や独裁との戦いの象徴みたいになったのも、これがあってこそだと思うと感慨深い…
実はこっちのバージョンの方が気に入ってたりする。ルーカスの編集技術の巧みさに憧れます。
nexus7

nexus7の感想・評価

4.0
ジョージ・ルーカスが学生時代に撮った短編映画。
スターウォーズ(E4)リバイバル上映の併映作品として観賞。

未来社会で逃げる男、ひたすら走るだけ。
特別な説明もなくセリフもほとんどなく、とにかく想像するしかない。
白と黒の2色で構成されていたり、主人公意外は表情がなかったり、登場人物が全員同じ服装だったりと、不気味な社会が表現されている。

低予算での演出の工夫や、観るものの想像を掻き立てる展開は興味が尽きない。
非常に楽しめる作品と思います。

50年ほど前の映画。
これは子供の頃、確か今はなき藤沢のテアトル大丸で「伝説巨神イデオン」と同時上映で観たような記憶があります。

ジョージ・ルーカスの「THX-1138」の元となった短編映画で、完全管理された社会から逃亡する男の話。

短編ですので、ただひたすら逃げている描写が続きます。

閉塞感のあった青春時代から陽のあたる未来へと逃げ出したい、当時のルーカスの心境を投影しているのかもしれません。
yuria

yuriaの感想・評価

4.5
ジョージ・ルーカスの長編デビュー作。実験色に飛んでいながらも 残り時間がひたすら画面に表示されながらなにもない地平線へ向かって脱獄をする とにかくひたすら走る視覚に訴える映画。これを学生のときに撮るとは…そして三年後に『アメリカン・グラフィティ』を産み出しハリウッドデビューを成し遂げるとは…コッポラとの出会い、ジョージ・ルーカスの才能がもっと知りたい。
映像と雰囲気好き。近未来版尾崎豊(ウソ)が盗んだバイクで走り出す。そんな映画だったような気がする(昔みたので覚えてない)