一緒に夜を過ごしたり、朝から夜までずっと側に居るような介護には、本当に…色々ある。理性的に在ろうとしても結局互いの地が出てくる。介護する側される側なんて立場は飛んでいって、生身の私とあなたのやりとり…
>>続きを読む遠藤さんの目の輝きと力、それが溢れているからそこに引き寄せられ人は集まる。問題は輝きと力を失ってしまった人、あらかじめそれを持たざる人がどうしたらそれを獲得することができるかを、若しくはどうしたらそ…
>>続きを読む★実はまだ観ていません。前作にあたる「えんとこ」もまだ観てません。
★まずは先ほど、本作の主人公、遠藤滋さんがお亡くなりになっていた事を知りました。凄く遅くなってしまいましたがご冥福をお祈りします。…
脳性麻痺のある歌人と彼を介護する人々を撮ったドキュメンタリー。
冒頭近く、部屋のテレビに2016年に相模原市の施設で起きた事件に関するニュースが流れる。
「対抗をなしうる拠点いまだあらず 優生思想…
えんとこ、遠藤さんのいるところ。
遠藤さんは希望の光のような人だ。
人の価値なんて誰がきめるのか。他人でも自分でもない。そもそも生きていくのに価値なんているのか?
もしもそれを必要とする人がいるな…
遠藤さんは年齢とともに障害がすすみ、発話が難しくなっていた。
介助者は遠藤さんの上唇に手を添えて、その言葉を聞き取る。
映画が進むにつれて、こちらも少しは聞き取りに慣れてくる。
改めて、介護の仕事で…
YIDFF2021オンラインで。見逃していたのでとてもありがたかった。
伊勢真一さんの映画はどれも誠実な作りでいつも楽しみにしている。ただ、ドキュメンタリーとして、対象を詳しく見せることには熱心な…
『えんとこ』から20年の時を経ても遠藤滋のいるところ=えんとこが力強く存在していること。介護を通じた命の継承を目の当たりにさせられる。演出論を語るより先に、介護者の人々が遠藤さんの上唇を掴み、言葉を…
>>続きを読むいま生きている、
その事実は、わたしが思っている以上に尊く、儚く、奇跡的なんだということを、ひりひりと身に迫るように告げられ、自分の浅ましさを痛感した
人間は醜さがあるから美しさを持つことができる
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