クトゥルフ神話に代表される、H・P・ラヴクラフト(1890 - 1937年)の最大の魅力は、圧倒的なまでの「他者性」にこそあるのではないか。
その世界に埋没する時期が、自己と他者との関係性(断絶)…
ニコラス・ケイジのやつから流されて鑑賞
低予算ながらも原作に忠実で陰鬱な雰囲気でこちらの方が好みかもしれない。
宇宙から来た色の質感やエンドクレジットのあの声などニコラス・ケイジ版はこちらをオマージ…
「道にでも迷ったかね」
ラブクラフトのコズミックホラー『宇宙からの色』の映像化、かなり“ラブクラフト愛”を感じる、が、しっかり映画的な脚色もしてある、
モノクロの映画で更にはほぼ過去の語りで構成…
全編白黒、パートカラーというところが明らかに一つの「売り」で、タルコフスキー「ストーカー」やウルトラQのような独特の味を出している
特に前半の、陰鬱で、触れてはいけない世界への誘いとしての効果は素…
せっかく貴重なクトゥルフものというか、コズミックホラーというのにニコケイ版と題材被りしてんのは比較的映像化しやすかったからであろう。
内容はまぁいささか退屈な部分もあるが、第三者に語らせるという伝聞…
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